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電光掲示板とは?LEDビジョンとの違いと、距離と文字数で決める大きさ

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電光掲示板とは?LEDビジョンとの違いと、距離と文字数で決める大きさ

電光掲示板とは、並んだLEDの点を光らせて、文字や数字を出す表示機を指します。駅の発車案内や道路の情報板がその代表で、お店や工場、学校でも、日によって変わる短いお知らせを流すのに向いています。

写真や動画まで見せるLEDビジョンと比べると、出せるものは文字が中心になります。その分、文字を打ち替えれば表示を変えられて、映像を作る手間がかかりません。

入れるときに迷いやすいのは大きさです。たとえば10m先から読んでもらうには、国土交通省の目安で文字の高さが40mm以上要り、10文字を横に並べると計算上の幅は40cmほどになります。

なので、機種を見る前に「何m先から」「何文字を」読んでもらうかを決めておくと、必要な大きさが見えてきます。この記事では、電光掲示板の仕組み、LEDビジョンとの違い、使い道、大きさと流す文章の決め方、設置で確かめることをまとめました。LEDビジョンの販売・レンタル・設置施工をグループで行っているイベント会社の目線で書いています。

電光掲示板とは、LEDの点を光らせて文字や数字を出す表示機のこと

電光掲示板は、縦横に並べたLEDの点(ドット)のうち、必要な点だけを光らせて文字を作ります。電光表示板、LED掲示板、LED表示器、LED電光看板など呼び名はいくつかありますが、指しているものはほぼ同じと考えて大丈夫です。

小さな丸いLEDの点が縦横に規則正しく並んだ電光掲示板の表示面を、斜め横からすぐ近くで写した接写の写真。橙色の点が集まって「本日営業」の太い文字を作り、点の1つ1つと、消えている点の黒い地が見える。人物は写っていない

文字は点の集まりなので、1文字を何個の点で組むかで、読みやすさと大きさが変わります。縦16個×横16個で組むと1文字に256個の点を使い、道路の情報板のように縦横48個の枠で組むと、線の細かい漢字まできれいに出せます。

国土交通省のバリアフリーのガイドラインでは、駅などで使う表示機を「可変式情報表示装置」と呼び、LEDなどを用いた電子式や、フラップなどを用いた機械式で、視覚情報を変えながら表示する装置と説明しています。

歴史は意外と古く、1928年には東京と大阪の朝日新聞の本社ビルの側面に、ニュースを流す電光ニュースが付きました。当時は1文字を約200個の白熱球で表していて、今のLEDに変わっても、点で文字を作る考え方は同じです。

作りそのものはシンプルで、学校の授業でも扱えます。東京都立杉並工科高校の課題研究では、生徒がマイコンと8×8のLEDマトリクスで電光掲示板を組み、気温や湿度、季節の注意喚起を表示する内容を作っています。

出典:国土交通省「バリアフリー整備ガイドライン 誘導案内設備に関するガイドライン」、現代ビジネス ブルーバックス編集部「朝日新聞本社ビルに電光ニュース登場(1928年)」、東京都立杉並工科高校「LED電光掲示板の製作(交通会館連携事業)」(いずれも2026年11月2日確認)

LEDビジョンやデジタルサイネージとの違いは、文字が中心か、映像まで見せるか

一番の違いは、電光掲示板が文字と数字を読んでもらう表示機で、LEDビジョンは写真や動画まで見せる画面だという点です。デジタルサイネージは、電子的な表示機器で情報を出すものの総称なので、電光掲示板もLEDビジョンも広い意味ではその中に入ります。

商業施設の入口の前の広場を、少し離れた位置から広く写した写真。左の壁に細長い横長の電光掲示板があり橙色の点の文字で「本日営業」と出ている。右には大きなLEDビジョンがあり、架空のカフェブランド「LUMO」の、コーヒーカップの写真と紺と生成りの配色、太い書体の見出し「秋の新作」、細かいグレーの本文行が映っている。前を数人の買い物客が普通に歩いている
比べること電光掲示板LEDビジョン液晶のサイネージ
主に出すもの文字・数字・簡単な記号動画・写真・文字動画・写真・細かい文字
点の細かさ文字が読めれば足りる粗さ映像が見られる細かさ近くで見ても粒が見えない
色赤・緑・橙など数色の機種が多い。フルカラーの機種もあるフルカラーフルカラー
表示を変える作業文字を打ち替える映像や画像のデータを作って入れる映像や画像のデータを作って入れる
向く場所屋内も屋外も機種がある屋外や、壁一面の大きな画面屋内で近くから見る場所

ただし、境目ははっきりしていません。フルカラーで点の細かい「電光掲示板」はLEDビジョンに近いものですし、逆に文字しか流さないLEDビジョンもあります。呼び名は会社によって違うので、見積りでは名前より「何がどの細かさで映るか」を確かめるのが確実です。

業界団体のデジタルサイネージコンソーシアムは、屋外・店頭・公共空間・交通機関などで電子的な表示機器を使って情報を発信するメディアの総称を、デジタルサイネージと説明しています。

出典:デジタルサイネージコンソーシアム「デジタルサイネージとは」(2026年11月2日確認)

詳しくは、仕組みと配信の方式はデジタルサイネージの解説記事、画面の作りはLEDビジョンの解説記事、液晶との比べ方はLEDサイネージと液晶の違いの記事に書いています。

店舗・工場・学校・施設では、日によって変わる短いお知らせに向いている

電光掲示板が力を発揮するのは、内容が日や時間で変わり、短い文で伝わるお知らせです。逆に、毎日同じ内容ならふつうの看板で足りますし、そのほうが電気代も操作の手間もかかりません。

工場の明るい通路の壁の高い位置に横長の電光掲示板が取り付けられ、緑色の点の文字で「安全第一」と出ている様子を、通路の奥から少し見上げて写した写真。紺の作業着とヘルメットの作業員2人が、離れた位置で普通に歩いている
置く場所流すものの例見る人の動き
店舗の店頭・窓の内側営業中、今日のおすすめ、タイムセールの時間、空席の有無前を歩いて通る
工場・倉庫安全の呼びかけ、今日の作業の注意、生産の目標と実績の数字作業の合間に見上げる
学校行事の案内、下校の時刻、天候による連絡校門や廊下を通る
病院・役所・公共施設呼び出しの番号、受付の時間、休館日のお知らせ座って待つ・通る
駅発車番線・発車時刻・行先、遅れや振替の案内立ち止まる・歩く
道路事故や渋滞、通行止めの案内運転しながら見る

駅の案内は、先ほどの国土交通省のガイドラインに中身が書かれています。普段は発車番線・時刻・種別・行先を出し、運行に異常があれば、遅延の状況や理由、運転再開の予定、振替輸送のように「次にどう動くかを判断できる情報」を出す形です。

この「見た人が次の行動を決められる内容か」という見方は、お店や工場で文面を考えるときにも使えます。「安全第一」だけより「本日、東側の通路は通行止め」のほうが、読んだ人は動きを変えられます。

工事現場の例ですが、亀戸労働基準監督署の好事例集には、詰所の液晶パネルに安全のルールを表示する取り組みが載っていて、今日どこで何の作業をしていて、どこが危険かの共有にも使えると書かれています。こちらは液晶の例で、短い文で足りる内容なら電光掲示板でも同じ使い方ができます。

出典:亀戸労働基準監督署「建設工事現場における労働災害防止対策 好事例集」(2026年11月2日確認)

なお、車の後ろに付ける表示機、工事現場の規制を知らせる表示機、野球場の得点板は、用途に合わせて作られた専用の機器です。この記事では、お店や施設に据え付ける電光掲示板を主に扱います。

文字だけで足りるか映像も要るかは、流したい中身を1週間分書き出すと分かる

電光掲示板で足りるかどうかは、機種の比較より先に、実際に流したい文面を1週間分書き出してみると判断できます。全部が短い文で書ければ電光掲示板で足り、写真がないと伝わらないものが多ければLEDビジョンや液晶の出番です。

明るい事務所の机の上に、1週間分のお知らせの文を手書きした無地のノートを開き、横に小さな電光掲示板の見本を置いた様子を、真上から写した写真。ノートには短い手書きの行が7行並び、細かい文字は読めなくてよい。見本の表示面には橙色の点で「営業中」と出ている。人物は写っていない
書き出した中身向いている表示理由
「15時からタイムセール」「本日定休」など20字前後の文電光掲示板打ち替えるだけで済み、遠くからも読める
気温、待ち人数、生産数など変わる数字電光掲示板数字は粗い点でも読みやすい。自動で変えるなら連携できる機種を選ぶ
料理や商品の写真を見せないと伝わらないLEDビジョン・液晶点の粗い電光掲示板では写真が見せられない
会社のロゴや色をそのまま見せたいフルカラーのLEDビジョン・液晶色数の少ない機種ではロゴの色が出せない
40字を超える説明や、細かい表液晶流すと読み切れないので、止めた画面で見せるほうが伝わる
毎日同じ内容ふつうの看板表示を変える必要がない

入れたあとに困りやすいのは、中身を更新できないケースです。映像まで出せる画面を入れても、映像を作り替える人がいないと同じ映像が流れ続けます。電光掲示板なら文字を変えるだけなので、担当の方が忙しくても更新を続けやすいのが強みです。

反対に、「お客さまに料理を見てもらいたい」のが本来の目的なら、文字の電光掲示板を入れても目的には届きません。入れる目的は表示機そのものではなく、読んだ方に来店してもらう、動いてもらうことのはずなので、そこから逆算して選んでみてください。

迷うときは、催しなどの機会に一度借りて試す方法もあります。グループのアディザネージでは、屋内外で使える自立式のLEDスタンドサイネージもレンタルしています。最新の料金はアディザネージの料金ガイドでご確認ください。流す映像の作り方はLEDビジョンに流す映像の作り方の記事にまとめています。

大きさは、見る距離から文字の高さを出し、ドットの間隔と文字数で決める

電光掲示板の大きさは、見る距離で文字の高さが決まり、そこに1回で見せたい文字数を掛けると幅が決まります。国土交通省のガイドラインは、可変式の表示機でも文字の大きさの目安の表を参考にするよう示しています。

店舗の前の明るい歩道から、店の入口の上に付いた横長の電光掲示板を見上げるように写した写真。手前に巻き尺を持った紺のシャツの男性が立ち、店の方を見て距離を確かめている。掲示板には橙色の点で「本日営業」と出ており、店は架空のベーカリー「HAKU」で、生成りの壁に濃紺の太い文字の店名、ガラス越しにパンの棚が見える。車道は写っていない

次の表のうち、文字の高さは国土交通省が駅などの案内サイン向けに示した目安で、最低限の大きさとされています。ドットの間隔と幅は、この高さに届く下限を計算した数字で、その寸法の機種があるという意味ではありません。

見る距離文字の高さ(目安)16ドットで組むときの間隔24ドットで組むときの間隔10文字を横に並べた幅
1〜2m(受付の卓上など)9mm以上約0.6mm約0.4mm約9cm
4〜5m(店内・廊下)20mm以上約1.3mm約0.8mm約20cm
10m(店の前の歩道)40mm以上2.5mm約1.7mm約40cm
20m(通りの向かい側)80mm以上5mm約3.3mm約80cm
30m(広い構内・駐車場)120mm以上7.5mm5mm約120cm

計算のしかたは簡単で、文字の高さは「縦のドット数×ドットの間隔」です。たとえば店の前の歩道から読んでもらうなら、高さ40mm以上なので、16ドットで組むなら間隔2.5mm以上の機種が候補になります。間隔がこれより狭い機種で高さを出すには、24ドットのように1文字の点の数を増やします。

実物の例として分かりやすいのが、国土交通省の道路情報板の仕様書です。点の間隔は10mmで、幅6,720mm×高さ960mmの面に「14文字2段」を出す形になっています。計算すると1文字の枠は48個の点で480mm四方ですが、文字の公称寸法は高さ450mm×幅390mmで、枠より少し小さくなります。

電光掲示板でも同じで、枠いっぱいに文字は出ません。表の間隔は枠と文字の高さを同じとして出した数字なので、一回り大きめに選んでおくと安心です。

段数を増やすと、そのぶん高さが要ります。2段にすれば高さは2倍以上になるので、取り付ける壁に収まるかを先に測っておきましょう。

文字の細かさは、社名や商品名で確かめてください。16ドットは縦に16個しか点が無いので、画数の多い漢字は線が詰まって読みにくくなることがあります。見積りのときに、実際に流したい言葉を表示して見せてもらうと、あとで困りません。

出典:国土交通省「バリアフリー整備ガイドライン 誘導案内設備」参考2-2-3 文字の大きさの選択の目安、国土交通省「道路情報表示装置 NHL形表示機V4 機器仕様書」(いずれも2026年11月2日確認)

壁一面のような大きなLEDビジョンの大きさは、点の間隔と見る距離の決め方が少し違います。そちらは大型LEDビジョンのサイズの記事をご覧ください。

流す文章の長さは、前を通る間に読み切れる文字数で決める

流れる電光掲示板は、1回に流す文を短くするほど読んでもらいやすくなります。目安は、歩いている方なら20字前後です。運転中の方に見せるなら、流さずに止めて短い言葉だけにしておきましょう。

駅前の商店街の歩道を歩く女性の肩越しに、前方の店の軒下にある細長い電光掲示板を写した写真。掲示板には橙色の点で「冬物セール」の文字が流れている途中で、女性は歩きながらそちらに顔を向けている。歩道は広く、ほかの通行人も歩道の上を歩いている

流す速さについては、国土交通省のガイドラインのコラムに、駅で緊急時や運行に異常があるときに流す案内について、当事者の方に参加してもらった実験の結果が載っています。文字が流れる速さは、遅いほうから毎秒1.7文字程度、2.6文字程度、5.2文字程度の3段階が案として示されていました。

これを使うと、読める文字数の見当がつきます。次の計算は、中位の毎秒2.6文字を使い、歩く速さと車の速さ、見始める距離を仮に置いた目安です。

見る人表示を見られる範囲と時間毎秒2.6文字で流せる文字数
歩いている方(分速80m)20m手前から通り過ぎるまで、約15秒約39文字
運転中の方(時速40km)50m手前から通り過ぎるまで、約4.5秒約12文字

実際には、ずっと掲示板を見ながら歩く方はいません。歩いている方向けに半分の20字前後としたのは、この理由からです。

運転中の方の12文字は、計算上できるというだけで、見続けてもらう前提にはできません。埼玉県の電光式屋外広告物のガイドラインも、道路沿いでは文字数や表示時間に気をつけ、特に横に流れる表示は文字数をできるだけ少なくするよう求めています。先ほどの道路情報板の仕様書にも、文字を横に流す表示の記載はありません。車から見せたいなら、流さず止めて出すほうが安全です。

文字の色にも選び方があります。赤は目立ちそうに思えますが、国土交通省のガイドラインは色覚への配慮として、黒い地の赤い文字は黒く見えて読み取れない場合があると説明し、LEDの表示では赤よりオレンジ系を勧めています。「緊急」の赤を増やす前に、実物を離れた位置から見ておくと安心です。

出典:国土交通省「バリアフリー整備ガイドライン 誘導案内設備」コラム2-2-3・色の配慮、埼玉県「電光式屋外広告物設置ガイドライン」(平成26年3月)(いずれも2026年11月2日確認)

屋外に置くなら、雨と昼の明るさに加えて、夜のまぶしさまで見ておく

屋外に置く電光掲示板は、雨に耐える屋外用の機種を選ぶことに加えて、昼は読めるだけ明るく、夜はまぶしくないように明るさを変えられるかが大事です。屋内用の機種は屋外で使わないでください。

夜の住宅地に近い通りから、向かいのクリニックの敷地の入口にある電光掲示板を、歩道の少し離れた位置から写した写真。橙色の点で「本日休診」と落ち着いた明るさで出ていて、周りの家の窓にはまぶしい光が当たっていない。建物は生成りの壁で、人物は写っていない

国土交通省の道路情報板の仕様では、橙色の文字の明るさは、昼間の標準が1,890cd/㎡以上、夜間の標準が205cd/㎡です。夜は昼の約9分の1で、周りの明るさをセンサーで測って、自動で切り替える仕組みも求めています。

お店の掲示板は道路情報板ほど明るくなくてよいのですが、昼と夜で明るさを変えられるかは、機種を選ぶときに必ず聞いておきたいところです。埼玉県のガイドラインも、苦情があったときに明るさを落とせる装置を組み込んでおくことを勧めています。

屋内なら、そこまで明るくする必要はありません。国土交通省のガイドラインでは、屋内のサインの面の明るさは1,000cd/㎡くらいまでは大きいほど読みやすく、超えるとまぶしくて読みづらくなるとしています。LEDはそれより低い明るさでもまぶしく感じられることがあるので、受付の真横のように近くで見る場所では、明るさを調整できる機種を選ぶと安心です。

歩く方の目の高さ(地面から1〜2mほど)に光る面を置く場合も、同じ埼玉県のガイドラインは明るさを抑えるよう求めていて、店先のスタンド型は、ちょうどこの高さに来やすいので気をつけてください。明るさの上限の目安はLED看板の種類の記事に、環境省の光害対策ガイドラインの数字で書いています。

更新の方法は、誰がどこで文字を変えるかから選ぶ

更新の方法は、機種の機能の多さより、普段文字を変える人の動きに合わせて選ぶと続きます。掲示板のそばにいる人が変えるのか、事務所から変えるのか、離れた拠点もまとめて変えるのかで、向く方法が変わります。

店舗のバックヤードの明るい作業台の前で、紺のエプロンの女性スタッフがスマートフォンの画面を自分の目の高さで見ながら入力している様子を、女性の少し後ろの肩越しから写した写真。画面には短い文字の入力欄が見えている。スマートフォンの幅は女性の手のひらと同じくらいで、長さは手より短い
更新の方法向いている場面確かめること
リモコンや本体のボタンで打つ掲示板のそばに担当者がいる。短い文を時々変える長い文を打つのは手間。リモコンの保管場所
パソコンで作ってUSBメモリで入れる文面を事前に準備する。1〜2台で同じ建物の中掲示板まで差し替えに行く手間。高い位置なら脚立が要る
スマートフォンやパソコンから無線で送る高い位置の掲示板や、事務所から変えたい場合届く距離、パスワード、担当者が替わったときの引き継ぎ
ネットの回線で離れた場所から送る複数の店舗や建物をまとめて変える回線の費用、施設の回線を使えるか、回線が止まったときの扱い

高い位置に付ける掲示板でUSBメモリを使う形にすると、更新のたびに脚立を出すことになり、だんだん変えなくなることがあります。古いお知らせが残った掲示板は、何も無いより印象を下げかねないので、更新する人と頻度は機種と一緒に決めておきましょう。担当者が休みの日に誰が変えるかまで決めてあると安心です。

どの方法が使えるかは機種によって違います。ネットで送る形の考え方はデジタルサイネージの解説記事の「映像の入れ替え方」の章も参考になります。

電光掲示板の値段は、文字数とドットの細かさ、屋外かどうかで動く

電光掲示板の値段は、表示できる文字数、点の細かさ、色の数、屋外用かどうか、更新の方法で大きく変わります。この記事で金額を書いていないのは、公的機関などの発注者が公表した電光掲示板そのものの購入金額を確かめられなかったためで、機種の価格は販売会社に条件を伝えて確かめるのが確実です。

金額を動かすもの上がりやすい条件
文字数・段数1回に見せる文字数が多い、2段以上
ドットの細かさ同じ大きさで点の間隔が狭い、1文字のドット数が多い
色単色より数色、数色よりフルカラー
屋内か屋外か屋外用(防水、昼でも読める明るさ、明るさの自動調整)
更新の方法ネットの回線で送る仕組み(毎月の費用がかかることもある)
取り付け高い位置、壁に穴を開ける、配線を引く、足場や高所作業車が要る
明るい事務所の机の上で、スーツの男性と作業着の女性が向かい合って座り、2社分の見積書を自分たちの方へ向けて見比べている様子を、机の横から低い位置で写した写真。見積書は罫線と細かいグレーの文字の行が並び、読めなくてよい。机の上に電卓と、小さな電光掲示板の見本が置かれ、見本には橙色の点で「営業中」と出ている

見積りを比べるときは、本体の値段だけでなく、取り付けと電気の工事、更新の仕組みの利用料が入っているかを同じ条件にそろえてください。デジタルサイネージの例ですが、東京都港区の公表資料では、機器の代金とほぼ同じ額が入れ替えの作業にかかっていました。デジタルサイネージの価格の記事に、発注者が公表した金額と内訳をまとめています。

費用を抑えるときも、読める文字の大きさは削らないでください。文字数を減らして小さい機種にするのは有効ですが、目標の距離から読めないところまで小さくすると、入れた意味がなくなってしまいます。

設置の前に、電源・高さ・屋外広告物に当たるかを確かめる

設置で確かめることは、電源が取れるか、落ちたりぶつかったりしない高さと付け方か、屋外なら屋外広告物の決まりに当たるかの3つです。特に屋外の決まりは自治体によって違うので、機種を決める前に窓口で聞いておくと手戻りを減らせます。

店舗の外壁に横長の電光掲示板を取り付けている作業の様子を、脚立の下の低い位置から見上げて写した写真。紺の作業着とヘルメットの作業員1人が脚立に安全に立ち、金具の位置を確かめている。外壁は明るいグレーで、掲示板の電源は切れていて表示は無い。歩道にはカラーコーンで作業の範囲が区切られている

電源は、コンセントに差すだけの機種なら電気の工事は要りませんが、外壁の掲示板に分電盤から配線を引くなら電気工事士の工事になります。分かれ目はLED看板の種類の記事の電気工事の章に書いています。テナントのビルでは、外壁に穴を開けてよいか、配線を通せるかを管理会社に確かめておくと話が早く進みます。

高さと付け方は、頭をぶつけない高さか、地震や風で落ちないかを見ます。外壁に付けたあとの点検は看板の点検の記事、高い位置に立てるときの確認申請は屋外LEDビジョンの記事が参考になります。

屋外広告物は、常時または一定の期間続けて屋外で公衆に表示するもので、看板や広告板、建物などに付けたものが含まれます。電光掲示板も、屋外で文字を出して人に見せるものなので、この決まりに当たるかを確かめておきましょう。

自分のお店や事業所に、店名や事業の内容を出す広告物(自家用広告物)は、面積が小さければ許可が要らない自治体があります。東京都の例では、地域によって合計5㎡または10㎡までなら許可が不要です。ただ、許可が不要になるのは決まりを守っている場合で、多くの地域で光源の点滅と赤い光の使用が禁止事項に挙がっているので注意してください。

流れる文字が「点滅」や「動く光」として扱われるかは、自治体の条例と窓口の判断で変わることがあります。埼玉県のガイドラインは文字が流れる表示を「動光」と呼び、光の動きで不快感を与えないよう配慮を求めていて、信号機の近くで信号に似た色を使わないことも挙げています。

窓の内側から外に向けて置く場合の扱いも、自治体に確かめておくと安心です。お店の住所と、表示面の大きさ、流す内容を伝えれば、窓口で答えてもらいやすくなります。申請先と日数は看板設置の許可の記事にまとめています。

出典:国土交通省「屋外広告物制度の概要」、東京都都市整備局「屋外広告物のしおり」(令和7年7月)、前の章の埼玉県のガイドライン(いずれも2026年11月2日確認)

ここまでの、流したい文面と文字数、見る距離から計算した文字の高さとドットの間隔、屋内外と明るさ、更新の担当、設置で確かめることを書き込めるシートを作りました。販売会社や施工会社に条件を伝えるときにそのまま使えます。

文字だけでなく映像も流したいときは、LEDビジョンをご相談ください

写真や動画も流したい、催しの期間だけ大きな画面を使いたい、という場合は、LEDビジョンが候補になります。AGSはグループのLEDビジョン事業アディザネージと連携して、機材と設置、流す映像までまとめてご相談いただけます。

展示会の会場で、ブースの入口に縦長のLEDサイネージが立ち、架空の機械メーカー「NOVARC」の製品写真と濃紺と水色の配色、太い書体の短い見出し「新製品」、細かいグレーの本文行が映っている様子を、通路の少し離れた位置から写した写真。来場者2人がブースの前に立って画面を見ながら話している

AGSでは、ステージ設営・レンタルの中で、ステージ背面の大型ビジョンや、進行案内・スポンサー表示に使う会場内のサイネージを、企画の段階から組み込めます。アディザネージがLEDビジョンの販売・レンタル・設置施工を行い、映像の制作はグループのアディザインが対応します。

実例としては、LEDサイネージを導入した展示会ブースや、LEDポスターを導入したブースがあります。ほかの使い方はLEDビジョンの導入事例の記事でも紹介しています。

使う場所と期間、見せたい距離が分かれば、話は早く進みます。お見積りは無料で、拠点は福岡・博多、現場は全国にお伺いします。

よくある質問

Q. 小型やミニの電光掲示板は、どんな場所に向いていますか?

受付や店内のカウンターなど、1〜5mほどの近い距離から読む場所に向いています。国土交通省の目安では、4〜5mなら文字の高さは20mm以上なので、10文字で幅20cmほどの計算です。店の外の通りから読んでもらいたい場合は文字の高さが足りなくなりやすいので、見る距離を測ってから選んでください。

Q. 電光掲示板は自作できますか?

室内で楽しむ規模なら、マイコンとLEDマトリクスで作れます。東京都立杉並工科高校の課題研究でも、生徒が部品をはんだ付けし、プログラムを組んで作っていました。ただ、お店の外に長く付ける場合は、防水や落下、電気の安全まで考える必要があるので、屋外用の製品を選ぶほうが安心です。

Q. スマートフォンのアプリの電光掲示板とは違うものですか?

別のものと考えてください。アプリはスマートフォンの画面に文字を流すもので、手に持って見せる使い方が中心です。お店や施設に据え付けて、離れた場所から多くの方に読んでもらうなら、この記事で紹介している表示機を選ぶことになります。

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