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デジタルサイネージの価格は?自治体の実例で見る内訳とリース・レンタル

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デジタルサイネージの価格は?自治体の実例で見る内訳とリース・レンタル

デジタルサイネージの価格は、画面の本体だけでなく、映像を流す再生機(STB)、映像を送る配信の仕組み、設置工事、流す映像の制作を足した合計で決まります。自治体が公表している購入の記録を見ると、東京都港区が2025年11月の入札で、施設の画面33台をまとめて買い替えたときの単価は、業務用の55型液晶ディスプレイが1台31万7,000円、再生機が1台9万円でした(いずれも税抜)。

同じ港区の記録では、機器の代金の合計が約2,375万円だったのに対し、古い機器を入れ替える作業の費用が約2,315万円と、ほぼ同じ額になっています。

本体の値段だけで比べると、総額を大きく読み違えるおそれがあります。

なので、デジタルサイネージの予算は「何を・何年使うか」を決めたうえで、一度だけかかる費用と毎月・毎年かかる費用を分けて足していくのがおすすめです。この記事では、価格の内訳ごとに、自治体や公共の機関が公表した購入・賃貸借・映像制作の実額を並べ、買う・リース・レンタルの比べ方と、費用を抑えても削らないほうがいいところをまとめました。LEDビジョンの販売・レンタル・設置施工をグループで行っているイベント会社の目線で書いています。

デジタルサイネージの価格は、画面・再生機・配信の仕組み・設置工事・映像作りの合計で決まる

デジタルサイネージの費用は、大きく5つに分かれます。このうち、画面・再生機・設置工事は導入するときに一度だけかかり、配信の仕組みと映像の入れ替えは使っている間ずっとかかります。

木の机の上に、業務用の液晶ディスプレイ、手のひらほどの小さな再生機、壁掛けの金具、ケーブル類を並べて置いた様子を、真上から写した写真。人物は写っていない

神奈川県大和市が、市役所などの待合スペースにサイネージを置く事業者を募ったときの入札案内書には、事業者が負担する費用として「機器一式の購入費、設置工事費、維持管理費、修繕費、電気料、情報通信料及びコンテンツ使用料」が並んでいます(出典:大和市「公共施設へのデジタルサイネージ設置一般競争入札 入札案内書」・2026年10月22日確認)。サイネージを動かし続けるのに何が要るかが、この1行にまとまっています。

費用の種類中身かかる時期金額を動かすもの
画面液晶ディスプレイ、またはLEDビジョン導入時大きさ、屋内か屋外か、業務用か、明るさ
再生機(STB)映像を画面に流す小さな機械。画面に内蔵されている機種もある導入時台数、ネットにつなぐか、USBで差し替えるか
配信の仕組み(CMS)離れた場所から映像を入れ替え、流す時間を決めるソフト毎月・毎年画面の台数、契約の年数、機能
設置工事壁や天井への取り付け、スタンド、電源と回線の工事、屋外なら基礎や屋根導入時付ける場所、高さ、屋外か、電源と回線が近くにあるか
映像作り流す映像・静止画の制作と入れ替え導入時と、入れ替えのたび本数、長さ、素材を自分で用意できるか

このほかに、電気代、通信費、故障したときの修理、使い終わったときの撤去の費用も加わってきます。どれも見積書では別の行や別の契約になりやすいので、最初に全部を並べておくと比べやすくなります。

液晶の画面は1台いくら?港区の購入単価は32型で4万9,000円、業務用55型で31万7,000円

店舗や施設の中で近くから見せる画面には、液晶ディスプレイがよく使われます。港区が2025年11月に入札し、議会に出した資料では、施設の情報を流すサイネージの機器を、次の単価で買っています(税抜)。

カフェのレジカウンターの上の壁に、横長の業務用の液晶ディスプレイが2台並べて取り付けられている様子を、店内の斜め横から目の高さで写した写真。画面には料理の写真の色合いだけが映り、文字は見えない。人物は写っていない
機器1台の価格(税抜)
55型の液晶ディスプレイ(業務用)31万7,000円
55型の液晶ディスプレイ(複数枚を並べて1つの画面にする用)39万4,000円
43型の液晶ディスプレイ(業務用)23万6,000円
32型の液晶ディスプレイ4万9,000円
再生機(STB)9万円
壁取付金具3万8,000円

(出典:港区議会 総務常任委員会 資料№18「芝浦港南地区総合支所等施設情報発信用デジタルサイネージ機器の購入について」(令和7年12月1日)・2026年10月22日確認)

これは、画面33台と再生機23台、配信のサーバーなどをまとめて入札した中の単価です。1台だけ買うときの値段とは違ってくることがあるので、目安として見てください。

同じ資料には、55型の機器の仕様として「24時間連続稼働可能」「輝度700cd/㎡」「3年保証」が書かれています。一方、32型は「16時間連続稼働可能」「輝度400cd/㎡」でした。32型の4万9,000円と55型の31万7,000円の差には、大きさのほか、つけておける時間や明るさの違いも入っています。再生機も、テレビ放送を受信でき、緊急の放送が入ると画面が自動で切り替わる機種で、映像を流すだけの再生機より機能の多いものです。

機器の代金と同じくらい、取り付けと入れ替えの作業にお金がかかった

港区のこの購入では、機器の代金の合計が約2,375万円、古い機器を入れ替える作業(機器更新業務)が約2,315万円でした(いずれも税抜)。配信のソフトの権利(サーバーライセンス・約465万円)や、映像を分けて送る機器なども含めた、施設全体のサイネージの入れ替えの例です。

画面1台を置くだけなら、ここまでの作業は要りません。ただ、台数が増えたり、画面どうしを配線でつないだり、古い機器を外したりすると、作業の費用は機器の代金に近い額まで膨らむことがあります。見積りを比べるときは、機器の行と作業の行を分けて見てください。

LEDビジョンの価格は1㎡あたりで出すことが多く、液晶とは考え方が違う

大きな画面や、屋外・ガラス越しに外へ見せる画面には、LEDビジョンがよく使われます。壁のように大きく組むLEDビジョンはパネルをつないで画面を作るので、液晶のように「1台いくら」ではなく、「1㎡いくら」で価格を出すのが一般的です。スタンド型のように形の決まった製品は、液晶と同じく1台いくらで出ています。

夕方の街で、ビルの外壁の2階から3階の高さに取り付けた大きなLEDビジョンを、歩道から見上げて写した写真。画面には青と白の光の模様が映り、下の歩道を数人が小さく歩いている

グループのLEDビジョン事業、アディザネージの公表価格では、屋内に常設するLEDビジョン(ピッチ3.9mm)は1㎡あたり35万2,000円から、屋外に常設するものは1㎡あたり55万円からです。イベントで借りる場合は、屋内外両用のLEDビジョンが1イベント1㎡あたり5万5,000円からで、幅3m×高さ2mの6㎡なら33万円からになります(税込・出典:アディザネージ 料金ガイド・2026年10月22日確認)。

55型の液晶の画面は、およそ幅1.2m×高さ0.7mで、面積は約0.83㎡です。同じ面積をLEDで作ると、屋内用の販売価格は約29万円から(税込)と、液晶と近い金額になります(港区の55型は税抜の31万7,000円なので、税込にすると約34万9,000円です)。

ただし、ピッチ3.9mmのLEDでこの大きさの画面を作ると、粒の数が少なく、近くで見ると文字が粗く見えます。なので、近くから見せる小さめの画面は液晶、遠くから見せる大きな画面や屋外はLED、と分けて考えるのが基本です。置き場所ごとの選び方と、液晶とLEDの光り方の違いはLEDサイネージと液晶の違いの記事、LEDビジョンの㎡単価と見積りが変わる理由はLEDビジョンの価格の記事で詳しく書いています。

設置工事の費用は、付ける場所・屋外かどうか・電源と回線を誰が用意するかで変わる

設置工事は、スタンドに載せてコンセントに挿すだけなら小さく済み、壁や天井に付ける、屋外に建てる、電源や回線を引き直す、といった条件が重なるほど大きくなります。自治体の仕様書には、工事に何が含まれるかが細かく書かれているので、見積りで確かめる項目を拾うのに役立ちます。

作業着の男性が、脚立に乗ってコンクリートの壁に液晶ディスプレイ用の金具をボルトで固定している手元を、下から見上げる角度で写した写真。壁の下にはコンセントと配線を通す白いカバーが見える
公表した機関何をする工事か仕様書に書かれていること
大和市(市役所と分室の待合スペース・50インチ4基)壁への取り付けと電源コンクリートの壁(分室は天井)に金具で固定し、見上げやすい角度をつける。電源は近くの配線を延ばして事業者が工事する。地震で落ちたり倒れたりしない対策と、その調査結果の提出
宮城県道路公社(高速道路のパーキングエリア・屋外対応46型4台)屋外の壁への取り付け壁の中の下地に固定枠を作って付ける。ツバメなどが巣を作らないよう金属の屋根を作る。取り付けは平日の夜20時〜翌朝6時。電源と回線の工事は発注者が別に行う
横浜市栄区(駅前の屋外サイネージ)屋外に建てる工事質問回答書で、掘削で出る残土やコンクリート片などの処分を想定と回答。落札金額は302万8,300円

(出典:大和市 入札案内書、宮城県道路公社「デジタルサイネージ機器等の賃貸借 仕様書」、横浜市「本郷台駅前デジタルサイネージ設置業務委託」入札結果・質問回答書・いずれも2026年10月22日確認)

横浜市栄区の入札では、4社の金額が302万8,300円から416万6,000円まで開いていました。同じ仕様書をもとにした入札でも、会社によって100万円以上の差が出ています。

見積りを取るときは、「電源と回線の工事が入っているか、別の業者に頼む前提か」「取り付けの金具や屋根などの造作が入っているか」「夜間や休日の作業になるか」を確かめてください。屋外に置く場合の明るさ・防水・風への備えと、高さ4mを超える工作物の確認申請の話は、屋外LEDビジョンの記事にまとめています。

毎月・毎年かかる費用は、配信の仕組みの利用料・通信・電気代・保守

導入したあとにかかる費用は、配信の仕組みの利用料、ネットの回線、電気代、故障したときの修理や点検です。見積りでは本体と別の契約になることが多く、本体の価格表だけを見ていると抜け落ちます。

液晶ディスプレイの裏側で、作業着の男性がしゃがんで小さな再生機とケーブルの接続を確かめている手元を、横から近くで写した写真。画面の裏の金具と、束ねたケーブルが見える

宮城県道路公社の賃貸借では、離れた場所から映像を入れ替える配信の仕組みを「別途契約することから、本契約には含めない」としていました。画面と再生機を借りる契約とは別に、配信の仕組みの契約を結ぶ形です。

映像の入れ替え方は、大きく2つあります。

入れ替え方毎月の費用向いている使い方
USBメモリなどで画面に直接入れる配信の仕組みの利用料はかからない画面が少なく、入れ替えの回数も少ない。市立東大阪医療センターの院内の案内用のサイネージ(10台)は、USBメモリで情報を更新する仕様
ネットにつないで、離れた場所から入れ替える配信の仕組みの利用料と、回線の費用がかかる画面が多い、場所が離れている、時間帯や曜日で映像を切り替えたい

(出典:市立東大阪医療センター「デジタルサイネージ設置・運用業務仕様書」・2026年10月22日確認)

電気代は、画面の消費電力から出せます。大和市は、事業者が払う電気料を「定格消費電力量、1kWh当たりの電気料等を基に」市が計算するとしていて、計算の考え方は家庭の家電と同じです。消費電力(kW)×つけている時間×電気の単価で、1日・1か月の目安が出ます。LEDサイネージの消費電力から1日の電気代を計算した例は、LEDサイネージの記事の電気代の章に載せています。

保守は、故障したときに誰が来て、どこまで無料で直すかの約束です。宮城県道路公社の仕様書では、画面は「導入後3年間は、使用する修理部材を無償提供」、再生機は「無償保証期間は1年」と、機器ごとに期間が違っていました。保証が切れたあとの修理の費用と、故障した日に代わりの機器を出してもらえるかは、見積りの段階で聞いておくと安心です。

映像作りの費用は、本数と、2本目から最初の型を使い回せるかで変わる

サイネージは映像を流して初めて役に立つので、映像を作る費用も最初から予算に入れておきます。金額は、本数と長さ、写真やロゴなどの素材を自分で用意できるかで変わります。

事務所の机で、女性がノートパソコンに向かい、縦長と横長の映像の配置を見比べながら作業している様子を、肩越しに写した写真。画面には色のついた四角い枠だけが並び、文字は映っていない

横浜市は、縦型・横型のサイネージで流す15秒の動画16本(横型12本・縦型4本)の制作を入札にかけ、57万4,000円(税抜)で契約しています。仕様書では、ロゴや紙面のデータなどの素材は市が渡し、同じ媒体を紹介する動画は「初回に制作したフォーマットにテロップや紙面データなどを差し替えて制作する」としていました(出典:横浜市「令和2年度 デジタルサイネージ用動画制作委託」設計図書・入札結果・2026年10月22日確認)。

1本あたりに直すと約3万6,000円です。素材をこちらで用意し、2本目からは最初の型に文字や写真を差し替えて作る、という条件がそろうと、映像作りの費用を抑えやすくなります。

ちなみに、この入札に参加した4社の金額は57万4,000円から128万円までと、2倍以上の開きがありました。映像の見積りは、何本・何秒・素材は誰が用意するか・作り直しは何回までか、の条件をそろえてから比べてください。サイネージに流す映像の内容の決め方とデータの仕様は、LEDビジョンに流す映像の作り方の記事で詳しく書いています。

買う・リース・レンタルは、使う期間と、途中でやめる可能性で選ぶ

毎日、何年も使うなら買うかリース、イベントや期間限定の催しで使うならレンタル、が基本の分け方です。リースは毎月の支払いにならす代わりに、原則として途中でやめられないところが、レンタルとの一番の違いになります。

展示会の会場で、スタッフ2人が台車に載せた自立式のLEDサイネージをブースの中へ運び込んでいる様子を、通路から少し離れて写した写真。周りでは他のブースの設営が進んでいる
払い方最初に払う額途中でやめる壊れたときの修理終わったとき向いている場面
買う本体・工事・初回の映像の全額いつでもやめられる(処分は自分で)保証の期間が過ぎたら自分で払う自分のものとして使い続けるか、処分する店舗や施設で何年も毎日使う
リース少ない(毎月のリース料に分ける)原則できない借りる側が負担する原状に戻して返すか、再リースする毎日使うが、まとまった支払いは避けたい
レンタル少ない(借りる期間の料金)契約による契約による(貸す側が持つことが多い)返す展示会・イベント・期間限定の催し

リースの決まりは、公益社団法人リース事業協会の「リース契約書の主な条項」(2026年10月22日確認)に書かれています。リースは、リース会社が借りる側の選んだ機器を買い、借りる側に貸す取引で、契約に定める場合を除いて途中で解除できません。機器の保守や点検、壊れたときの修繕は借りる側が費用を持ち、期間が終わったら傷んだところを原状に戻して返します。期間が終わる前に話し合って、同じ機器を続けて借りる再リースもできます。

同じ協会の説明では、中小企業はリース料を経費として処理する方法を取ることができ、税務上、リースの期間は機器の耐用年数の70%(耐用年数が10年以上なら60%)を下限に、使う予定の期間に合わせて決められるとしています(出典:リース事業協会「中小企業のリース会計税制」、同「リースのメリット」・2026年10月22日確認)。経理の扱いは会社ごとに違うので、契約の前に顧問の税理士さんに確かめてください。

何年も借りる契約の総額の例として、宮城県道路公社は、高速道路のパーキングエリアに置く屋外対応の46型ディスプレイ4台と再生機8台(うち4台は、すでにある屋内の画面につなぐ分)を36か月借りる契約を、774万円(税抜)で結びました(2022年11月の入札で、借りる期間は2023年4月から2026年3月まで)。月あたりに直すと約21万5,000円です。

この金額には、取り付けと金属の屋根などの造作、画面の3年間の修理部材の提供、期間が終わったときの撤去が含まれています。一方で、電源と回線の工事は公社が自分で行い、配信の仕組みは別に契約する形でした(出典:宮城県道路公社「デジタルサイネージ機器等の賃貸借」入札結果、同 仕様書・2026年10月24日確認)。月額だけを比べず、何が含まれた月額なのかを見てください。

短い期間のレンタルの例として、アディザネージの公表価格では、店頭に置く自立式のLEDスタンドサイネージ(片面)は、購入が1台88万円から、レンタルが1イベント1台4万4,000円からです(税込・出典:アディザネージ 料金ガイド・2026年10月22日確認)。本体の価格だけで比べると、20回借りる金額で1台買えることになります。年に数回のイベントで使うだけならレンタル、毎日店頭に出すなら購入、という分かれ目の目安になるでしょう。レンタルでは、運搬・設営・映像を送る係(オペレーター)の費用が別にかかることがあるので、見積りで中身を確かめてください。

買う・リース・レンタルの見積りを横に並べ、一度だけかかる費用と毎月・毎年かかる費用を足して、使う期間での総額を比べられるシートを用意しました。見積りが届いたら数字を書き写すだけで、本体の値段では見えなかった差が分かります。

LEDビジョンをレンタルにするか購入にするかを、使う回数や期間から判定するチャートはLEDビジョンの価格の記事に載せています。

費用を抑える方法と、削らないほうがいいところ

費用を抑えやすいのは、画面の数と大きさを用途に合わせて絞ること、映像の入れ替えを自分たちでできる形にすること、短い期間の利用ならレンタルにする、の3つです。一方で、取り付けの安全と、映像を入れ替える体制は、削ると導入した意味が薄れます。

市役所の明るい待合スペースで、壁に取り付けた液晶のサイネージを、長椅子に座った数人の来庁者が見上げている様子を、待合スペースの後ろから広く写した写真。画面には色のついた図形だけが映っている

抑えやすいところ

画面の大きさは、見る距離から決めると、必要以上に大きな画面を選ばずに済みます。店内で近くから見せるなら、港区の資料のように32型と55型で価格が6倍以上違うので、置き場所ごとに大きさを分けるだけでも総額は変わってきます。

映像は、写真やロゴを自分たちで用意し、最初に作った型に差し替えて増やしていくと、横浜市の例のように1本あたりの費用を抑えやすくなります。画面が1〜2台で入れ替えも月に数回なら、USBメモリで入れ替える方式にすると、配信の仕組みの毎月の利用料がかかりません。

公共施設では、事業者が機器の費用を持つ形もあります。大和市は、市役所などの待合スペースに50インチの画面4基を置く事業者を入札で選び、機器の購入費・設置工事費・保守費・電気料・通信費まで事業者が負担して、市のお知らせと企業広告を流す仕組みにしました。落札した事業者は、1年間の放映料として205万2,000円(税抜)を市に払います(出典:大和市「公共施設へのデジタルサイネージ設置一般競争入札」・2026年10月22日確認)。人が長く待つ場所なら、広告を集める事業者と組むことで、画面にかかる費用を払うのではなく受け取る側に回れることもある、という例です。

削らないほうがいいところ

1つ目は、取り付けの安全です。大和市も宮城県道路公社も、地震で落ちたり倒れたりしない固定を仕様書に入れていました。人が通る場所や頭の上に付ける画面は、金具や下地の工事を安い見積りに合わせて減らさないでください。

2つ目は、映像を入れ替える体制です。同じ映像が何か月も流れたままだと、見る人にとって新しい情報がなくなり、画面の前で足を止める理由が減りやすくなります。導入の前に、誰が・どのくらいの頻度で映像を作り替えるかを決めておき、その手間と費用を予算に入れておくと、買ったあとに画面がただの飾りになるのを防げます。

イベントや店舗でLEDビジョンを使うなら、設置と映像までまとめて相談できます

展示会のブースやステージの背面、店舗や施設の大きな画面にLEDビジョンを使うなら、機材の手配と設置、流す映像までをまとめて頼むと、別々の会社とやり取りする手間が減ります。

イベントホールのステージの背面に、大きなLEDビジョンを組み上げ、作業着のスタッフ2人が画面の映り具合を確かめている様子を、客席の中ほどから広く写した写真。画面には青い光の模様が映っている

AGSでは、ステージ設営・レンタルの中で、グループのLEDビジョン事業アディザネージ(LEDビジョンの販売・レンタル・設置施工)と連携し、ステージ背面の大型ビジョンや会場内のサイネージを、企画の段階からステージのプランに組み込んでいます。流す映像の制作は、グループのアディザインが対応します。

展示会のブースでは、LEDサイネージを導入したブースや、LEDキューブサイネージを導入したブースの施工を手がけてきました。ほかの導入の実例はLEDビジョンの導入事例の記事にまとめています。

使う場所と期間、見せたい距離が分かれば、レンタルと購入の両方でご相談いただけます。お見積りは無料で、拠点は福岡・博多、現場は全国にお伺いします。

よくある質問

Q. 家庭用のテレビをサイネージの代わりに使えますか?

映像を流すこと自体はできます。ただ、港区が買った業務用の液晶には「24時間連続稼働可能」「3年保証」といった仕様が書かれていて、長い時間つけっぱなしにする使い方を前提に作られています。家庭用のテレビを店頭などで使うなら、1日に何時間つけてよいか、その使い方が保証の対象になるかを、取扱説明書や販売元で確かめてからにしてください。

Q. デジタルサイネージは1日だけでも借りられますか?

借りられます。アディザネージのLEDビジョンのレンタルは1日から使え、料金は1イベントあたりで決まっています。運搬・設営・本番中の操作まで頼むかどうかで金額が変わるので、使う日と会場を伝えて見積りを取ってください。

Q. リースの途中で、サイネージが要らなくなったら解約できますか?

リース事業協会の説明では、リース契約は契約に定める場合を除いて途中で解除できません。店舗の移転や閉店の予定がある、使う期間がはっきりしない、という場合は、リースの期間を短めにするか、期間の決め方に融通のきくレンタルを比べてみてください。

Q. 中古のサイネージを買えば安く済みますか?

本体の価格は抑えられます。ただ、保証が付いているか、再生機や配信の仕組みが今も使える状態か、壊れたときに部品が手に入るかで、あとからかかる費用が変わります。買う前に、この3つを販売元に確かめておくと安心です。

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