本文へスキップ

Blog

秋の店舗装飾はいつから?ハロウィン後の11月まで通す飾りと掛け替え

B_0902 装飾・ディスプレイ
秋の店舗装飾はいつから?ハロウィン後の11月まで通す飾りと掛け替え

秋の店舗装飾は、9月上旬に夏の飾りから切り替えて、ハロウィンを挟み、11月上旬から中旬にクリスマスへ切り替えるまで飾り続けるのが目安です。百貨店のウインドウのように早いところは、8月下旬から秋冬のテーマに切り替わっています。

秋の飾りは「9月から11月まで出しておく土台」として作り、ハロウィンはその上に10月の間だけ足す組み方がおすすめです。こうしておくと、10月31日にハロウィンを外したあとも売り場が空っぽにならず、クリスマスまでの1〜2週間を秋のままつなげます。

実際、阪急うめだ本店のコンコースウィンドーは、2025年は8月下旬から秋冬のファッションのテーマを2本続けたあと、9月24日から11月10日まで1つのテーマを出し、ハロウィンのテーマは挟まずに11月13日からクリスマスへ移っていました(出典は本文で紹介します)。

この記事では、切り替えの時期の早見表、お月見・実り・紅葉・読書などモチーフごとの飾る時期と飾り方を手軽な順に、業種別のポイント、装飾が商品より目立たないための配分、夏から秋、ハロウィン、クリスマスへの掛け替えの段取り、防炎の確認までまとめました。店舗装飾の制作と施工をしている会社の目線で書いています。

秋の店舗装飾はいつから?9月上旬の切り替えと11月中旬までの流れ

秋の装飾は9月上旬に切り替え、11月上旬から中旬にクリスマスの飾り付けが始まるまで出しておくのが目安です。業者に頼む部分があるなら、相談は7月から8月に始めておくと余裕があります。

大きな施設は、これより少し早く動いています。阪急うめだ本店のコンコースウィンドーは、2026年は8月26日から「WE L♡VE FASHION FENDI 2026年秋冬コレクション」に切り替わりました。2025年は8月27日から「WE LOVE FASHION FAIRY TALE Invitation AW25」(AW25は2025年秋冬の意味)、9月10日から「WE L♡VE FASHION PRADA 2025年秋冬コレクション」、9月24日から11月10日までは「Japan and me.この国の美に染まる」、11月13日から「Warmest White Christmas」という流れでした(出典:阪急うめだ本店「コンコース ウィンドー アーカイブ」・2026年9月21日確認)。

銀座のSEIKO HOUSEのウインドウも、2026年は9月10日から11月4日まで、秋の装いをテーマにした「粧」を展示しています(出典:SEIKO HOUSE 銀座「ウインドウディスプレイ」・2026年9月21日確認)。どちらも、秋口に切り替えたウインドウを11月上旬まで出しています。

時期店舗の動き業者に頼む場合
7月〜8月秋の装飾の範囲と色を決める。去年の飾りの状態を確認する相談・見積り。ハロウィンと合わせて頼むならこの時期
8月下旬〜9月上旬夏の飾りを外し、秋の土台(色・素材)に切り替える夏の撤去と秋の設置をまとめて施工
9月上旬〜9月25日お月見の飾りを足す(2026年の十五夜は9月25日)小物中心なので自分で足せる範囲
9月中旬〜10月31日ハロウィンを上乗せするハロウィンの施工
10月23日前後十三夜(2026年は10月23日)小物の差し替え
10月27日〜11月9日読書週間。書店・文具・雑貨は本や芸術のテーマを足しやすい時期小物の差し替え
11月1日〜11月上旬・中旬ハロウィンを外し、秋の土台と紅葉でつなぐハロウィンの撤去。クリスマスの打ち合わせは10月までに始めておく
11月上旬〜中旬秋の飾りを外し、クリスマスへ秋の撤去とクリスマスの施工をまとめて

十五夜と十三夜の日付は、国立天文台が公表しています。2026年の中秋の名月(十五夜)は9月25日、十三夜は10月23日です(出典:国立天文台「中秋の名月(2026年9月)」・2026年9月21日確認)。十五夜は毎年日付が変わるので、翌年も飾る前に確かめておいてください。

読書週間は、公益社団法人読書推進運動協議会が主催していて、期間は毎年10月27日から11月9日までの、文化の日をはさんだ2週間と定められています(出典:読書推進運動協議会「読書週間」・2026年9月21日確認)。

9月はまだ暑いので、最初は色より素材で秋にします

9月上旬に切り替えるといっても、売り場の外はまだ夏です。福岡の9月の日最高気温の平年値は28.6℃で、10月は23.7℃、11月は18.2℃まで下がります(出典:気象庁「過去の気象データ検索」福岡の平年値(1991〜2020年)・2026年9月21日確認)。

なので、9月の頭からオレンジや焦げ茶を大きく使うと、暑苦しく見えることがあります。9月は麻や木、ガラスなど素材で秋に寄せて、色は10月、11月と進むにつれて深くしていくと、外の季節とずれにくくなります。

11月は、ハロウィンとクリスマスの間の1〜2週間をつなぎます

ハロウィンの飾りは10月31日の直後に外し、クリスマスの飾り始めは11月上旬から中旬が目安です(詳しくは店舗のハロウィン装飾はいつからいつまで?店舗のクリスマス装飾はいつから?)。ハロウィンを片付けたその足でクリスマスへ移るお店もありますが、クリスマスを11月中旬から飾るお店では、その間の1〜2週間を何で埋めるかを考えておくことになります。

ハロウィン用に売り場を丸ごと作り替えていると、外した日から売り場が寂しくなります。秋の土台を残しておけば、ハロウィンの小物を外すだけで、そのまま晩秋の売り場になります。ハロウィンやクリスマスを含む1年の季節装飾の切り替えと、業者へ相談を始める時期の目安は、印刷して使える早見表にまとめています。

秋の装飾は「9月から11月まで出す土台」と「期間限定の上乗せ」に分けて組む

秋の装飾は、3か月出しておく土台と、数週間だけ足す行事の飾りに分けて考えると、掛け替えが楽になります。土台は色と素材と紅葉、上乗せはお月見・ハロウィン・読書のような日付のある行事です。

野球でいうと、土台は長いイニングを投げる先発で、ハロウィンやお月見は短い期間だけ出てくる中継ぎにあたります。先発が11月まで投げ続けてくれるので、中継ぎを入れ替えても売り場の印象がぶれません。

分け方中身の例出しておく期間外すとき
土台色(からし色・深い赤・焦げ茶)、素材(麻・木・ウール)、紅葉の枝、木の実9月上旬〜11月上旬・中旬クリスマスの設置日にまとめて外す
上乗せ(お月見)すすき、月とうさぎのモチーフ、月見団子のディスプレイ9月上旬〜十五夜(2026年は9月25日)十五夜の翌日以降
上乗せ(ハロウィン)かぼちゃ、黒とオレンジの小物、フォトスポット9月中旬〜10月31日10月31日の閉店後か11月1日の朝
上乗せ(読書・芸術)本、額、画材、栞10月下旬〜11月上旬読書週間の終わる11月9日前後

この分け方の良いところは、土台を作るときにハロウィンの色を気にしなくていい点です。からし色や焦げ茶の土台なら、ハロウィンのオレンジと黒を乗せても、外したあとの紅葉を乗せても、どちらも合わせやすいんですよね。

秋の飾り方をモチーフ別に|スタッフだけでできるものから業者に頼むものまで

秋のモチーフは、色と素材の入れ替え、お月見、実り、紅葉、読書・芸術、ハロウィンの6つが中心です。ここではお店のスタッフだけで今週から始められるものから順に並べました。

色と素材を秋に入れ替える(土台づくり)

一番手軽なのは、什器にかけるクロス、POPの台紙、レジ横の小物の色の入れ替えです。からし色・深い赤・焦げ茶のうち2色を選び、麻の布や木のトレー、かごを混ぜると、それだけでも売り場が秋らしくなります。

夏の装飾で使った水色や白の小物は、全部外さなくても大丈夫です。白い器や生成りの布は秋にもそのまま使えるので、水色の小物だけ外して、茶色の木製品に置き換えるくらいから始めると手間がかかりません。

注意点は色数です。秋は使いたい色が多い季節なので、黄色もオレンジも赤も茶もと足していくと、売り場がまとまりにくくなります。土台の色は2色までと決めて、差し色は後から乗せる行事の飾りに任せるのがおすすめです。

お月見は十五夜までの短期で、商品のそばに置く

お月見の飾りは、9月上旬から十五夜の当日までの短い期間だけ出すものです。すすき、月とうさぎのモチーフ、丸い器に積んだ団子の見本を、レジ横か入口の近くに1か所だけ集めます。

百貨店の食品売り場では、お月見の商品が十五夜のかなり前から並んでいます。たとえば伊勢丹新宿店では、2026年のお月見のお菓子の販売が早いものは8月20日から始まり、十五夜の9月25日までを販売期間にしている商品も多くあります(出典:三越伊勢丹の食メディアFOODIE「お月見のお菓子12選!」2026年9月4日・2026年9月21日確認)。お月見にちなんだ商品を扱うお店なら、飾りと商品を同じ棚にまとめて、1か所で「お月見の売り場」と分かる形にすると効きます。

十五夜が終わったあとにもう一度使えるのが十三夜です。2026年は10月23日なので、和菓子店や茶葉のお店なら、十五夜の飾りを箱に戻さず、10月下旬にすすきとうさぎだけもう一度出す使い方もできます。

注意点は本物のすすきです。乾くと穂が落ちて床が汚れやすいので、店内に長く置くなら造花のすすきにするか、本物は十五夜の前後数日だけにするかを先に決めておいてください。

実りと収穫は、飾りを固定して商品だけ入れ替える

栗・かぼちゃ・ぶどう・きのこ・稲穂のような実りのモチーフは、飲食店や食品を扱うお店と特に相性がいい飾りです。飾りは何度も作り替えず、9月に1回作って固定し、その前に置く商品を入れ替えていくと手間がかかりません。

横浜のたい焼き店「横浜くりこ庵」は、2025年の「秋の収穫祭」で、10月3日から23日までの間に約10日ごとに2種類ずつ新しい味を出し、くるみあん、アップルチーズ、かぼちゃ、ヘーゼルナッツチョコと入れ替えていました(出典:横浜くりこ庵「『秋の収穫祭 2025』第3弾・第4弾!」2025年9月29日・2026年9月21日確認)。

商品が10日ごとに変わるなら、飾りまで毎回変える必要はありません。「秋の収穫祭」の見出しと実りの飾りを土台として出しておき、商品のPOPだけ差し替えれば、来るたびに新しいものがある売り場になります。

注意点は本物の野菜や果物を飾りに使う場合です。かぼちゃや栗は見た目がいい反面、時間がたつと傷んで虫が寄ることがあります。飲食を扱うお店では、飾り用は造花や模型にして、本物は販売する商品だけにしておくほうが安心です。

紅葉は、11月の主役にする

紅葉の枝やもみじのガーランドは、9月から飾ってもかまいませんが、一番季節と合うのは11月です。街の紅葉は、思っているより遅い時期に色づいています。

気象庁が観測している「かえでの紅葉日」は、2025年は福岡が12月1日(平年並み)、東京が11月23日(平年より5日早い)、大阪が12月4日でした(出典:気象庁「生物季節観測の情報 かえでの紅葉日」・2026年9月21日確認)。都市部のかえでが色づくのは、お店がクリスマスの飾りを出し始めたあとの時期になります。

なので、紅葉はハロウィンを外した11月に前に出すと、9月から全部出しておくより外の季節に近づきます。9月は枝の先に少しだけ赤を入れておき、11月に入ったらもみじのガーランドや赤い枝を増やす、という順番にすると、秋の深まりを売り場で表せます。

注意点は落ち葉の飾りです。床に散らした造花の落ち葉は、お客さまの足元で滑ったり、掃除のたびに位置がずれたりします。落ち葉を使うなら、床ではなく平台の上や箱の中にまとめて置いてください。

読書と芸術は、10月末から11月上旬に本や額を足す

書店・文具店・雑貨店なら、読書週間(10月27日〜11月9日)と文化の日(11月3日)に合わせて、本や額、画材を飾りに足すと季節の理由がはっきりします。文化の日は内閣府の「国民の祝日」の一覧で確かめられます(出典:内閣府「国民の祝日について」・2026年9月21日確認)。

2026年の第80回読書週間の標語は「静かだけど、冒険中。」で、読書推進運動協議会がポスターを用意しています(前掲・読書推進運動協議会「読書週間」)。書店なら、この標語を売り場の見出しに使って、秋の土台の上に本を積む形にすると、行事との関係が一目で伝わります。

書店以外のお店でも、秋の商品と一緒に古い洋書や木の額を置くだけで「芸術の秋」の雰囲気が出ます。ハロウィンを外した11月の頭に足すと、紅葉と一緒に晩秋の売り場をつくれるのも便利なところです。

ハロウィンは上乗せとして足し、10月31日に外す

ハロウィンの飾りは9月中旬から下旬に足して、10月31日の直後に外します。秋の土台の上に乗せる形にしておくと、外すのはかぼちゃや黒とオレンジの小物だけで済みます。

飾る時期と入口・ウインドウ・店内の飾り方は店舗のハロウィン装飾はいつからいつまで?に、写真を撮ってもらう一角のつくり方はハロウィンのフォトスポットの作り方にまとめています。フォトスポットの背景を秋の土台と同じ色で作っておくと、11月に入ってからは紅葉を足して秋のフォトスポットとして使い続けられます。

ウインドウ全面・天井・造作は業者に頼む範囲

ウインドウ全面のディスプレイ、天井からの吊り飾り、入口の造作は、業者に頼む範囲になります。高所作業、防炎と施設ルールへの対応、営業時間外の施工がセットになるからです。

AGSでも、福岡三越様「ミッソーニ」ショーウィンドウ施工西日本シティTT証券様 ショーウィンドウディスプレイGEOX様 ヴィジュアルマーチャンダイジングのように、ショーウィンドウの施工やVMD(商品の見せ方の設計)を手がけています。ガラス面に紅葉や月のモチーフを貼るなら、カッティングシート施工は業者とDIYで何が違う?も参考になると思います。

装飾が商品より目立たないための配分

秋の装飾の目的は、売り場に季節感を出して、秋の新作や季節限定の商品を手に取ってもらうところにあります。なので、飾りは商品の背景として組み、手に取る高さは商品に空けておくのが基本です。

秋は紅葉も実りも見た目が華やかなので、飾りを足していくうちに、商品が飾りに埋もれてしまうことがあります。飾りを置く場所と商品を置く場所を先に分けておくと、足しすぎを防げます。

場所置くもの秋の飾りの役割
目線より上(壁の上部・天井・棚の上段)紅葉のガーランド、枝物、季節の見出し遠くから「秋の売り場」と分かる目印
目線から腰の高さ(手に取る高さ)秋の新作・季節限定の商品飾りは置かず、クロスの色だけ秋にする
平台の上・足元かご、木箱、木の実、落ち葉(台の上に)商品の下に敷いて、商品を引き立てる台
レジ横・入口の1か所お月見やハロウィンの小物行事の上乗せを1か所に集める

色も、商品から拾うとまとまります。秋の新作のパッケージや服の色に合わせて土台の2色を決めると、飾りと商品が同じ色の仲間に見えて、飾りだけが浮きにくくなります。

もう1つの目安は、飾りの前で商品が手に取りにくくなっていないかです。平台の上の紅葉の枝が商品にかぶっていたり、ガーランドが棚の前に垂れていたりすると、お客さまが手を伸ばしにくくなります。飾り付けが終わったら、お客さまの立つ位置から商品を1つ取ってみて確かめてください。

業種別の秋の装飾のポイント

秋の装飾は、何を売っているお店かで、力を入れる場所とモチーフが変わります。主な業種ごとの目安を表にまとめました。

業種力を入れる場所合うモチーフ気をつけたいこと
飲食店・カフェ入口、メニュー、テーブル実り、紅葉本物の食材を飾りにしない。テーブルの上は小さく
洋菓子店・和菓子店ショーケースの上、レジ横お月見、十三夜、実り季節商品の販売期間と飾る期間を合わせる
アパレルショーウインドウ、トルソー色と素材、紅葉秋冬物の立ち上がりに合わせて8月下旬から
雑貨・インテリア平台、入口色と素材、実り、ハロウィン商品そのものが飾りになるので、足しすぎない
書店・文具平台、フェアの棚読書・芸術、紅葉読書週間の10月27日に合わせて切り替える
美容室・サロン受付、待合色と素材、紅葉施術の動線に物を置かない。小さな飾りを1か所に

飲食店・カフェは、秋の限定メニューと飾りをそろえる

飲食店は、秋の限定メニューの食材と飾りのモチーフをそろえると、飾りがそのままメニューの案内になります。栗のメニューを出すなら入口に栗のモチーフ、かぼちゃならかぼちゃの模型、という組み方です。

テーブルの上の飾りは、料理を置く場所を狭くしない大きさにとどめます。店内の季節感は、入口と壁、メニューの台紙でつくるほうが、食事の邪魔になりません。

洋菓子店・和菓子店は、販売期間に飾る期間を合わせる

お菓子のお店は、お月見やハロウィンの季節商品の販売期間が、そのまま飾る期間の目安になります。先ほどの伊勢丹新宿店では、お月見のお菓子が十五夜の1か月以上前から並び始めていました。飾りも商品が並ぶ日に合わせて出しておくと、売り場の話がそろいます。

アパレルは、ウインドウから先に秋にする

アパレルは、秋冬物が店頭に並び始めるのに合わせて、ウインドウから先に秋に切り替えます。阪急うめだ本店のウインドウが8月下旬に秋冬コレクションへ切り替わっていたのも、この動きです。店内は9月に入ってから、トルソーの足元の小物や棚の上段の枝物で追いかけると、外と中の季節がずれません。

美容室・サロンは、受付の1か所に集める

美容室やサロンは、施術の動線と待合のくつろぎを優先するので、飾りは受付か待合の1か所に集めるのがおすすめです。小さな紅葉の枝と木の実の器を置くだけでも、来店される方との会話のきっかけになります。

夏から秋、ハロウィン、クリスマスへの掛け替えの段取り

秋の装飾の掛け替えは、「夏を外して秋を置く日」「ハロウィンを足す日」「ハロウィンを外す日」「秋を外してクリスマスを置く日」の4回です。撤去と設置を同じ日に組むと、飾っていない日ができません。

キャンプの撤収と同じで、片付けは次の予定から逆算して日を決めておくと慌てずに済みます。特に11月は、ハロウィンの撤去からクリスマスの設置までが短いので、10月のうちに日付を決めておくと安心です。

掛け替えの日外すもの置くもの目安の時期
夏から秋へ夏の飾り(水色の小物・七夕・海のモチーフ)秋の土台(色・素材)、お月見の小物8月下旬〜9月上旬
ハロウィンを足すお月見の小物(十五夜の後)ハロウィンの小物、フォトスポット9月中旬〜下旬
ハロウィンを外すハロウィンの小物紅葉のガーランド、枝物、読書・芸術の小物10月31日の閉店後〜11月1日
秋からクリスマスへ秋の土台と紅葉クリスマスの飾り、ツリー11月上旬〜中旬

夏の飾りの外し方と仕舞い方は、店舗の夏装飾・ディスプレイは6月からの「夏からハロウィンへの掛け替えの段取り」でも書いています。夏の撤去と秋の設置を同じ日にまとめると、作業は1回で済みます。

閉店後の洋菓子店で、秋の紅葉の飾りを箱にしまいながら、クリスマスツリーを組み立てている店員と店長

ハロウィンを外す日は、紅葉を足す日にもする

10月31日はハロウィン当日なので、飾りを外すのは閉店後か11月1日の朝になります。このときに外したかぼちゃの代わりに、紅葉のガーランドや赤い枝を同じ場所に置くと、売り場に穴が空きません。

紅葉を11月の主役にするなら、ハロウィンを外す日に足す分の紅葉は、9月の土台づくりのときに一緒に用意しておくと当日が楽です。9月に全部を出さずに、半分を箱に取っておくくらいがちょうどいいと思います。

秋を外す日は、クリスマスの設置日に合わせる

秋の土台を外す日は、クリスマスの飾りを置く日に合わせます。先に秋だけ外すと、クリスマスまでの数日、売り場に何もない状態になるからです。

閉店後から翌朝までの間に「秋を外す、掃除する、クリスマスを置く」を一度に済ませられると理想的ですね。天井や壁の飾りは、どこから外してどこから付けるかの順番を決めておくと、作業時間が読めます。場所ごとの順番と、天井・壁・床に飾るときの施設の決まりは店内イベントの装飾はどこから飾る?にまとめています。

来年も使う秋の飾りは、仕分けてから仕舞う

秋の飾りは、麻の布や木の器、紅葉の造花など、翌年も使えるものが多いです。外すときに「そのまま使う・直す・捨てる」を分けて、箱の外に書いておくと、翌年の7月に準備を始めるときに状態がすぐ分かります。

造花の紅葉は、ほこりをかぶったまま仕舞うと、翌年に色がくすんで見えます。軽くほこりを払ってから、つぶれないように箱に入れてください。お月見のすすきや木の実のように細かいものは、行事ごとに袋を分けておくと、翌年に探す手間が減ります。

秋の飾りで確かめておきたい防炎と火の気

店舗で使う布の飾りは、消防法の防炎規制の対象になることがあります。秋の飾りは麻の布や乾いた植物が多いので、飾る前に確かめておくと安心です。

消防法では、百貨店やマーケットなどの物品販売業の店舗、飲食店は「防炎防火対象物」にあたり、そこで使うカーテンやじゅうたんなどには、防炎性能のあるもの(防炎物品)を使う義務があります(出典:東京消防庁「防炎防火対象物」・2026年9月21日確認)。

秋の装飾で関係しやすいのは、この防炎物品の中に「室内装飾のために壁に沿って下げられている布製のもの」「下げ丈がおおむね1メートル以上ののれんや装飾幕」「展示用の合板」が含まれている点です(出典:東京消防庁「防炎対象物品」・2026年9月21日確認)。

秋の飾り気をつけたいこと
壁に下げる麻の布・タペストリー壁に沿って下げる布は防炎物品にあたることがある。防炎ラベル付きを選ぶ
入口の長いのれん・装飾幕下げ丈がおおむね1m以上なら防炎物品にあたる
天井から下げる合板・立てて使うパネル店舗で天井から下げたりパネルとして使ったりする合板は防炎物品にあたる(商品の陳列棚は除く)
すすき・稲穂・木の実・落ち葉乾いた植物は燃えやすい。照明の熱が当たる場所や、火の近くに置かない
ハロウィンのランタン本物のろうそくではなく、LEDのキャンドルを使う

造花やガーランドのような小さな飾りは、消防法で防炎物品の使用が義務付けられた品目には入っていません。ただ、義務の品目以外にも防炎性能のあることが望ましいものは、日本防炎協会が認定する「防炎製品」として普及が図られています(出典:公益財団法人日本防炎協会「防炎品ってどんなものがあるの?」・2026年9月21日確認)。施設によっては、法律の品目より広く装飾品全般に防炎を求めていることもあります。たとえば東京ミッドタウンのイベントスペースの利用規約は、「カーテン、幕、展示用合板、その他装飾品は防炎性能を有するものを使用してください」としています(出典:東京ミッドタウン「メディア&イベントスペース 利用規約」(PDF)・2026年9月21日確認)。商業施設のテナントは、飾りを決める前に館の規程を確かめてください。

自分で飾る?業者に頼む?AGSでお手伝いできること

色と素材の入れ替え、お月見や読書の小物、平台の実りの飾りまでは、お店のスタッフだけで十分できます。ウインドウ全面、天井からの吊り飾り、入口の造作、高所作業が入るなら、業者に頼む範囲になります。

業者に頼む良さが出やすいのは、秋からハロウィン、クリスマスまでをまとめて任せる場合です。撤去と次の設置を同じ日に組めるので、飾っていない日ができませんし、秋の土台をハロウィンにもクリスマス前の11月にも使える形で最初から設計できます。

AGSはイベント装飾・店舗装飾として、ショーウィンドウのディスプレイや季節装飾の制作と施工を手がけています。季節の催事装飾やショーウィンドウの実例は制作実績でご覧いただけます。見積りは無料で、拠点は福岡ですが現場は全国に伺っていますので、お問い合わせからお気軽にご相談ください。

よくある質問

Q. 秋の店舗装飾はいつまで飾りますか?

クリスマスの飾りを出す11月上旬から中旬までが目安です。ハロウィンの飾りは10月31日の直後に外し、秋の土台と紅葉はクリスマスの設置日まで残しておくと、11月に売り場が寂しくなりません。

Q. ハロウィンをやらないお店でも、秋の装飾は9月からですか?

はい、9月上旬の切り替えで問題ありません。ハロウィンを飾らない場合は、10月にお月見を外したあと、実りや読書のテーマを足していくと、11月まで飽きずに続けられます。阪急うめだ本店のウインドウのように、ハロウィンのテーマを挟まずにクリスマスへ移る例もあります。

Q. 9月に紅葉を飾るのは早すぎませんか?

土台として少し入れる分には早すぎることはありません。都市部のかえでが色づくのは11月下旬から12月上旬なので、9月は枝の先に少し赤を入れる程度にして、11月に紅葉を増やすと外の季節と合わせやすくなります。

Q. 商業施設のテナントですが、秋の飾りに申請は必要ですか?

施設によります。天井からの吊り飾りや通路側に出る飾りは、事前の申請や防炎の確認を求める施設もあるので、館の担当者に先に確かめてください。テナントとして確かめておきたい施設の規程は、店内イベントの装飾はどこから飾る?の「天井・壁・床・ガラス面の決まり」にまとめています。


秋の装飾は、9月から11月まで出しておく土台と、お月見やハロウィンのように短い期間だけ足す飾りに分けておくと、掛け替えのたびに売り場を作り直さずに済みます。

11月は、ハロウィンを外してからクリスマスを置くまでの間を、紅葉でつなげる時期です。街のかえでが色づくのは11月下旬からなので、紅葉は9月に出し切らず、11月のために半分取っておくのがおすすめです!

Contact

まずはお気軽に
ご相談ください

お見積り・ご相談は無料です。「こんなことできる?」からで構いません。