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おしゃれな展示会ブースの7つの要素|足すより減らすと良く見える

B_0774 展示会・ブース
おしゃれな展示会ブースの7つの要素|足すより減らすと良く見える

おしゃれに見える展示会ブースの多くは、何かを足しているのではなく、色と文字と展示物を減らしています。

私たちが設営で会場に入って「きれいだな」と思うブースには、色数が少ない、照明が明るい、壁と展示台に余白がある、という共通点があります。

逆に、色も文字も製品も全部入りのブースは、お金がかかっていても雑然と見えやすいんです。

理由は単純で、来場者は歩きながら数秒でブースを見ます。要素が少ないほど一つひとつが大きく見えて、ブース全体が整って見えます。

たとえば、白い壁に黒い機械を数台置いて、上からスポットライトを当て、文字は社名と1行だけにします。この作りだけで、隣の詰め込んだブースより「きちんとした会社」に見えることが多いです。

この記事では、おしゃれに見える要素を7つに分けて、何をどうするか・なぜそう見えるか・やりすぎると何が起きるか・費用に効くかを整理しました。あわせて、おしゃれにした結果「何の会社か分からない」にならないための考え方と、デザイン会社に伝える項目もまとめています。

ブースの設計・施工をしている会社の目線で書いています。

場所別の装飾アイデア全般は展示会ブースの装飾アイデアに、面積の配分や壁の立て方といった配置の決め方は1小間のレイアウトと造作の選び方にまとめているので、あわせてどうぞ。

おしゃれな展示会ブースは、何を減らしているのか

減らしているのは、色・文字・展示物の点数です。そこに照明・素材・高さ・床の「整え方」が加わって、合計7つの要素になります。

「おしゃれにしてほしい」と社内から言われたとき、困るのは「何を変えればそう見えるのか」が言葉になっていないことですよね。デザイン会社に「おしゃれで」と伝えても、返ってくる案の良し悪しを判断しにくいです。

なので、印象を要素に分けておきます。7つの要素と、それぞれで決めることは次の表のとおりです。

要素決めることやりすぎると起きること
色数地色+企業色+差し色の3色まで色を絞りすぎて社名が沈む
照明見せたい物を会場より明るく照らす全体が暗い、器具が目立つ
余白と展示点数展示する製品を数点に絞る何を売る会社か伝わらない
素材と仕上げ木・白・布など1系統にそろえる落ち着きすぎて入りにくい
文字量と読める距離遠くの1行と手元の説明に分ける遠くの文字が無く素通りされる
高さと視線上部の線をそろえて頭上に社名規程超え、造作費の増加
通路と色を変える会場の床と違いすぎて入りにくい

費用にどう効くかは、要素ごとの説明のあとに表でまとめました。

減らす方向で良く見えることが多いのは、来場者が見る時間が短いからです。1つの壁に1つのメッセージ、1つの台に1つの製品の方が、遠くからでも「何かがある」と分かります。

ラーメンのトッピング全部乗せが、結局何の味か分からなくなるのと同じです。

7つの要素、それぞれの作り方とやりすぎたときの症状

7つの要素は、どれも「何をどうするか」と「やりすぎの症状」をセットで押さえておくと、デザイン会社の案を見たときに判断しやすくなります。順番に見ていきます。

白い展示台に小さな製品を3点だけ間隔を空けて置き、上からスポットライトを当てた展示会ブースの寄り

色数は「地色+企業色+差し色」の3色まで

色は、地色(白か黒かグレー)・企業色・差し色の3色までに決めます。企業色が2色あるロゴなら、差し色はもう要りません。

地色を白にすると製品が引き立って明るく見え、黒にすると照明の効きが強くなって高級感が出やすいです。どちらにするかは、製品の色で決めるのが早いです。黒い機械なら白い地色、白い機器や淡い色の商品なら黒かグレーの地色が合います。

企業色は「面」で使うか「線」で使うかを決めてください。壁1面をまるごと企業色にするのが面の使い方、白い壁に帯やロゴだけ企業色を入れるのが線の使い方です。面で使うと遠くから目立ち、線で使うと上品に見えます。

やりすぎの症状は、白と黒とグレーだけにして企業色を抜いてしまい、「どこの会社か分からない」になることです。色を絞るのは大事ですが、社名とロゴの色は残しておくのが安全です。

なお、システムパネル(規格の部材を組むブース)の場合は、パネルの色が地色になります。規格色をそのまま活かして安く見せない工夫はシステムパネルの展示会ブースとは?にまとめました。

照明は「会場の明るさの3倍」を見せたい物に

照明で決めるのは、明るさの差・当てる向き・色味の3つです。会場の照明だけに頼らず、見せたい製品と壁面の文字にスポットライトを足します。

明るさの目安に使える数字があります。

2024年12月まで使われていた照明の規格 JIS Z 9110:2010(照明基準総則)には、物品販売店の重要な陳列部に当てる局部照明は全般照明の3倍以上が望ましい、という注記がありました。2024年の改正で施設ごとの数値は JIS Z 9125(屋内照明基準)に移っています(規格の一覧: 日本産業標準調査会 JIS Z 9110・2026年9月13日確認)。

展示会場の実際の明るさは会場やホールごとに違いますが、「見せたい物には周りの3倍」という考え方は、ブースにそのまま使えます。

当てる向きは、上から斜めに製品へ落とすのが基本です。壁面の文字には面で当たるライトを使い、製品にはスポットを使うと、遠くと近くの両方に効きます。

色味は、電球色(オレンジ寄りの光)と白色(昼の光に近い白)を1つのブースに混ぜないのがコツです。木や布の素材には電球色、機械や白い壁には白色が合いやすく、混ざると照明の数が多くても雑然と見えます。

やりすぎの症状は2つあって、1つはスポットを製品だけに絞りすぎてブース全体が暗くなること、もう1つは照明器具そのものが目立つことです。

器具は白・黒・シルバーの単色にして、光だけを見せる方が上品に見えます。

JIMTOF2026(日本国際工作機械見本市)の出展規程でも、高さ制限を超えて設置できる照明の条件として「装飾的要素がないこと」「外観は白・黒・シルバー等シンプルな単色」が挙げられています(出典: JIMTOF2026 出展規程 3-2・2026年9月13日確認)。

主催者側から見ても、器具は目立たせないものなんですね。

もう1つ、通路側にライトを向けるのは禁止されている展示会があります。

リード エグジビション ジャパン(現 RX Japan)主催の関西 教育ITソリューションEXPO(2018年)の出展マニュアルには、社名看板や製品を照らす場合を除き、ライトの通路側への照射はできないと書かれています(出典: 出展準備・規定マニュアル・2026年9月13日確認)。

展示会ごとに違うので、自分の出展規程で確かめてください。

照明の数と位置は電気工事の申請に関わるので、図面の段階で決めておく必要があります。電気工事の費用の見方は展示会ブースの費用はいくら?で扱いました。

余白は、展示する点数を先に決めるとできる

余白は「空けよう」と思って作るものではなく、展示する製品の点数を先に決めた結果として残るものです。

おすすめの決め方は、「この展示会で一番見せたい製品を1つ選ぶ」ことです。その1つを、人の胸から目線の高さに、1台の展示台に1点だけ置きます。ほかの製品は、手元の高さの台やカタログに回してください。

1小間(3m×3m)なら、主役の展示台1つと、補助の台か受付カウンター1つで、置ける物はほぼ埋まります。置きたい物と面積の関係は1小間のレイアウトと造作の選び方の表を見てもらうと、感覚がつかめると思います。

余白は壁にも要ります。壁面の上から3分の1は社名と1行だけにして、写真や説明は目線の高さより下に集めてください。上に何も書いていない面があると、それだけでブースが広く見えるんです。

やりすぎの症状は「何を売っている会社か伝わらない」です。製品を1点に絞るなら、その製品が何をするものかを説明する1行だけは、壁の目立つ位置に残してください。

素材と仕上げは1系統にそろえる

素材は、木目・白・布・金属のどれか1系統を主役に決めて、ほかの素材は脇役に回します。全部を混ぜないことが、同じ予算で仕上がりの印象を上げる近道になりやすいです。

木目は温かみが出て、機械や医療機器のような硬い製品との相性が意外に良いです。壁全体を木にしなくても、受付カウンターの正面と展示台の天板だけ木目にすると、それだけで印象が変わります。

植栽(観葉植物)は、白や木目のブースに1〜2鉢置くと空気が柔らかくなります。ここで注意したいのが防炎です。

展示場は消防法で防炎規制の対象になる建物で(出典: 東京消防庁「防炎防火対象物」・2026年9月13日確認)、カーテンやカーペット、展示用合板などは防炎性能のあるものが求められます(出典: 公益財団法人日本防炎協会・2026年9月13日確認)。

造花はこの点で厄介です。前に挙げたリード エグジビション ジャパンの出展マニュアルでは、ホンコンフラワーやポリエステル、ウレタンなどの石油・化学製品は防炎性能を与えることが困難なため、極力使用しないよう求めています。

植栽を置くなら生木か、防炎ラベルの付いた人工植物を選んでください。生木は会期中の水やりと搬入出の手間があるので、そこも含めて決めます。

布(タペストリーやカーテン)を使うなら、防炎ラベル付きの製品を選ぶことと、しわを伸ばして張ることの2点で見え方がかなり変わります。しわの入った布は、それだけで安く見えるんですよね。

もう1つ、見落としやすいのが隣のブースから見える壁の裏面です。先ほどの出展マニュアルでは、高い間仕切りを立てた出展社は、露出した裏面を白無地パネルか白い経師紙(壁に貼る紙)で処理するよう定めています。

自分のブースの正面だけでなく、裏から見たときの仕上げまで指示に入れておくと、隣の出展社とのトラブルも防げます。

やりすぎの症状は、木と落ち着いた照明でまとめすぎて、高級な店のように「入りにくい」ブースになることです。素材でトーンを落としたら、間口は広く開けておきます。

文字は「通路の向こうから読む1行」と「手元で読む説明」に分ける

文字は、遠くから読ませる1行と、近づいた人が読む説明の2種類に分けて、置く高さも分けます。両方を同じ壁に同じ大きさで並べると、どちらも読まれにくくなります。

遠くから読ませる1行は、社名と「何をする会社か」です。「産業用レーザー洗浄機」「3Dスキャナーの販売と測定サービス」のように、業種と製品が分かる言葉にします。キャッチコピーだけだと、通りがかった人には何の会社か伝わりにくいです。

この1行の大きさは、設営日にブースの前の通路の反対側まで歩いて、自分の目で読めるかを確かめてください。図面の上では大きく見えても、会場では小さいことがよくあります。

近づいた人向けの説明(製品の特長、仕様、導入例)は、目線より下か、手元の台やカタログに集めます。ここは細かい文字で構いません。読みたい人だけが読む場所です。

やりすぎの症状は、おしゃれを優先して遠くの1行まで削ってしまい、素通りされることです。文字を減らすのは説明の側で、社名と業種の1行は最後まで残します。

高さは、上に伸ばすより上部の線をそろえる

高さで大事なのは、上に伸ばすことより、壁や造作の上端の高さをそろえることです。上端が凸凹していると、それだけで雑然と見えるんですよね。

壁の上端をそろえて、その一番上に社名を置くと、遠くから見て一直線に社名が読めます。頭より上は遠くの人向け、目線の高さは近づいた人向けという役割の分け方は、1小間のレイアウトと造作の選び方の「高さをどう使うか」で詳しく書いています。

上限は出展規程で決まります。JIMTOF2026の出展規程では、照明を含む装飾の高さは通路際で3mまで、通路や隣接小間から3m内側に入った範囲で6mまで(ホールによっては5mや5.5m)です(前掲・JIMTOF2026 出展規程 3-1)。

リード エグジビション ジャパンの関西 教育ITソリューションEXPO(2018年)では装飾物は床から3.6m以下で、装飾用の植木もこの制限に含まれています(前掲・出展準備・規定マニュアル)。展示会ごとに数字が違うので、デザインに入る前に規程の数字を控えてください。

やりすぎの症状は、高さで目立とうとして造作費と申請の手間が増えることと、規程に引っかかって設営日に作り直しになることです。

床は、通路と色を変えるだけで領域ができる

床は、通路と違う色にするだけで「ここからブース」という領域が生まれます。費用のわりに効きが大きい要素です。

パンチカーペット(展示会でよく使う薄手のカーペット)なら、色を選ぶだけで済みます。地色が白や木目のブースにはグレーやベージュ、黒いブースには濃いグレーや黒を敷くと、壁と床がつながって一体に見えるでしょう。

木目調のフロアシートに上げると質感はさらに変わりますが、費用も上がります。

やりすぎの症状は、会場の床と違いすぎる色や、光沢の強い床にして「踏み入りにくい」ブースになることです。床は目立たせる場所ではなく、壁と製品を引き立てる下地と考えると失敗しにくいと思います。

おしゃれと「何の会社か分かる」を両立させる

おしゃれに見せることは、足を止めてもらって名刺や商談につなげるための手段です。おしゃれにした結果、何の会社か分からなくなるなら、やらない方がいいくらいです。

やりすぎたブースの症状は、「全体が暗い」「何の会社か分からない」「入りにくい」の3つに集約されます。どれも「減らしすぎ」か「整えすぎ」で起きるものです。

ブースの案を見るときは、削ってはいけない次の3点が残っているかを先に確かめるのがおすすめです。

  • 社名(ロゴ)が、頭より上の高さで、通路の反対側から読めること
  • 「何をする会社か」の1行が、社名の近くにあること
  • 一番見せたい製品が1点、照明の当たる場所にあること

この3点が残っていれば、色を2色に絞っても、壁の半分を空けても、「あの白いブースは○○の会社だ」と伝わります。逆に3点のどれかが欠けると、写真ではきれいでも会場では素通りされやすいんです。

もう1つのチェックは、間口です。おしゃれなブースほど壁を増やして囲いたくなりますが、通路に面した辺の半分以上は開けておくのが目安です。入口が狭いブースは、興味があっても入るのに勇気が要ります。

足を止めた後の声かけや、会期前の案内の出し方は展示会の集客方法にまとめています。ブースの見え方と当日の動きは、セットで考えておきたいところです。

公開実績で見る、色数と照明の実例

ここからは、私たちがブースの施工やLEDビジョンの設置で関わった公開中の実績を、写真から読み取れる範囲で見ていきましょう。色数・照明・素材の使い方がどう表れているかの参考にしてください。

APPLE TREE株式会社様の展示会ブースは、白い壁の上部に2つのブランドの社名と短い説明文、その下に取り扱いブランドのロゴを並べ、製品の3Dプリンターなどは黒やグレー、展示台は白でそろえています。壁の上端に沿ってスポットライトを並べて、上から製品に光を落としています。

色は白と黒が主体で、あとはロゴの色だけです。文字を上に、製品を下に、という分け方がそのまま形になっていますね。

大東精機株式会社様の海外展示会 FABTECH 2025 のブースは、青と白の2色です。頭上に吊った青い看板と、光る白い壁の両方に同じ3語の言葉を入れて、機械は濃い色で足元に置いています。

企業色を「面」で使った例で、遠くからでも青い箱が目に入ります。なお、天井からの吊り物は日本の会場では禁止や事前承認が要ることが多いので、そこは規程の確認が先です。

第97回日本整形外科学会学術総会のブースは、白い箱型の展示台を高さを変えて並べ、床は明るい青のカーペット、中央に黒いLEDキューブサイネージを置いています。白・青・黒の3色で、展示台の白い面をそのまま見せている作りです。

メディカルレビュー社様の展示会ブースは、両面LEDビジョンの映像、床のパンチカーペット、木工造作の柱の文字を同じピンクにそろえ、柱そのものは白にしています。主役の色を映像と床と造作で繰り返した例で、脇にカラフルなバルーンが付いていても、ピンクが主役だと一目で分かります。

ものづくりワールド九州のLEDビジョン展示ブースは、黒い地色に白いブランド名、赤はロゴと見出しのアクセントだけです。

業界別の用途一覧のような細かい文字は側面の柱にまとめて、正面の大きな文字はロゴだけにしています。文字を「遠くの1行」と「手元の説明」に分けた形です。

LEDビジョンを組み込んだブースの実例と、映像がどう効いたかはLEDビジョンの導入事例にもまとめています。

デザイン会社にどう伝えるか

デザイン会社に伝えるのは「おしゃれに」ではなく、7つの要素のうち自分たちで決められることと、判断の材料です。次の6項目がそろっていると、案の精度が上がります。

出展の目的と、来ていただきたい方

名刺を集めたいのか、じっくり商談したいのかを伝えます。相手が技術者なのか経営者なのかも一緒に。ここでブースの開き方と文字の量が変わります。

企業色と、使ってよい色の範囲

ロゴのデータと、社内の規定(コーポレートカラーの指定があれば)を渡します。「白と青だけで」のように、地色の希望があればそれも伝えてください。

一番見せたい製品1点と、その製品を一言で説明する文

これが壁の上部の1行と、照明を当てる場所になります。

参考写真と、「どこが好きか」の理由

他社ブースやお店の写真でも構いません。大事なのは写真そのものではなく、「木目の使い方が好き」「文字が少ないのがいい」という理由の方です。

理由が分かれば、デザイン会社は別の形で同じ印象を作れます。

予算の上限と、削ってはいけない要素

「照明は減らさない」「床は通路と色を変える」のように、7つの要素のうち譲れないものを先に伝えると、案の調整が速くなります。

出展規程と、小間の位置

高さ制限・防炎・電気容量・隣接小間との壁の扱いは、規程を読まないと決められません。小間割図で通路に面する辺の数も分かるので、一緒に渡してください。

配置の希望があるなら、方眼のシートに描いて渡すのが早いです。私たちが用意している作図シートは、置く物の実寸の目安と、規程から書き写す欄も入っています。

7つの要素は、費用にどう効くか

7つの要素のうち、費用に大きく効くのは素材・高さ・照明の3つで、色数と文字量はほとんど効きません。余白と床は、やり方しだいで安くもなります。

要素費用への効き方理由
色数ほぼ効かない印刷やシートの色数を絞っても、材料費は面積で決まる
文字量ほぼ効かない文字を減らしても壁の面積は同じ。データ作成の手間が少し減る程度
余白と展示点数減らすほど安くなりやすい展示台とパネルの数が減る
小〜中パンチカーペットは色を変えても金額はほぼ同じ。木目調のフロアシートやタイルカーペットに上げると増える
照明灯数と電気工事の容量で積み上がる。申請の締切後の追加は難しい
高さ中〜大高い造作は材料と自立させる構造が増え、規程を超える計画は図面提出も要る
素材と仕上げ本物の木、生木の植栽、質感のある床材は材料費と製作の手間が乗る

つまり、印象を上げる要素の半分は、お金をかけなくても変えられるんです。色を3色に絞ること、文字を分けること、展示点数を決めることの3つは、図面の段階で決めるだけで済みます。

お金をかけるなら、照明と、来場者の手が触れる場所の素材(カウンターの正面・展示台の天板)に優先して回すのが、私たちのおすすめです。壁全体を木にするより、触れる場所だけ本物にした方が、費用のわりに印象が上がります。

同じ考え方で費用全体を組み立てる順番は展示会ブースの費用はいくら?1小間の相場と安くする順番で扱いました。2小間以上でゾーンを分けるときの見え方は2小間の展示会ブースにまとめています。

AGSは展示会ブースの設計・施工を、デザインから照明・電気工事・当日の設営まで一括で手がけています。「白と木目でまとめたい」「文字を減らして製品を見せたい」といった見え方の相談から入っていただいて大丈夫です。

区画図と参考写真があれば、その段階で案とお見積りを出せます。見積りは無料です。

よくある質問

Q. 企業色が赤や黄色のような強い色です。おしゃれに見せられますか?

見せられます。強い色は「面」で使わず、白かグレーの地色に「線」で入れると上品にまとまります。ロゴ・床のライン・カウンターの帯のように、入れる場所を2〜3か所に絞ってください。

Q. システムパネルのブースでも、おしゃれに見せられますか?

工夫の余地はあります。パネルの色を地色と考えて、照明を足すこと、床の色を変えること、展示点数を絞ることの3つは規格のブースでも効きます。パネル自体の見え方はシステムパネルの展示会ブースとは?で扱いました。

Q. 木目や植栽を使うと、費用はどのくらい上がりますか?

金額は面積と材料で変わるので、図面をもとに見積りで確かめるのが確実です。傾向としては、壁全体を本物の木にすると大きく上がり、カウンターの正面と展示台の天板だけ木目にすると上がり幅は小さく済みます。植栽は生木なら会期中の管理も含めて費用を見ます。

Q. デザイン会社から出てきた案が「おしゃれすぎて何の会社か分からない」と社内で言われました。どこを直せばいいですか?

社名と「何をする会社か」の1行を、頭より上の高さで通路の反対側から読める大きさにすることと、一番見せたい製品1点に照明を当てることの2点です。色や素材はそのままでも、この2点で伝わり方が変わります。


おしゃれなブースは、センスだけの話ではなく、色・文字・展示点数を減らして、照明・素材・高さ・床を整える作業の結果です。まずは「一番見せたい製品を1つ選ぶ」ところから始めてみてください。それが決まると、色数も文字量も自然に絞れてきます。

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