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除幕式とは?やり方と式次第、布の掛け方・引く人の立ち位置

B_1879 イベント企画・運営
除幕式とは?やり方と式次第、布の掛け方・引く人の立ち位置

除幕式は、完成した記念碑や銅像、銘板などにかけておいた布を取り除いて、初めてお披露目する式です。式そのものは短く、自治体や学校が公表している実例では、10分から40分ほどで終わるものがほとんどでした。

短い式なので、挨拶の原稿と同じくらい詰めておきたいのが「布を引く一瞬」の段取りです。布の大きさ、ひもの付け方、誰が何人でどこに立って引くか、司会のどの言葉で引くかが決まっていないと、布が途中で止まったり、引くタイミングがばらばらになったりします。

たとえば青森県が県庁の横断幕(幅12.2m×高さ1.5m)を除幕したときは、式は10分でしたが、幕の掛け替えと式の準備に朝8時30分から3時間をとり、知事など5人が綱を引く配置図まで作っていました。

この記事は、除幕式とは何か、規模別の実例、式次第と所要時間、布の大きさと掛け方、引く人の人数と立ち位置、合図と写真撮影、屋外で雨や風のときの決め方を、自治体や学校が公表している資料をもとにまとめたものです。イベントの企画・制作・施工をしている会社の目線で書いています。

除幕式とは、記念碑や銅像にかけた布を取り除いて初めて披露する式

除幕式は、銅像や記念碑などが完成したときに、かけてある幕(布)を取り除いて公開するお祝いの式です。精選版 日本国語大辞典では「その像や碑を幕でおおっておき、ゆかりの人がそれを除去する」と説明されています(出典:コトバンク「除幕式」(デジタル大辞泉・精選版 日本国語大辞典)・2026年10月23日確認)。

公園の芝生の広場に立つ、白い布をかぶせられた高さ2mほどの記念碑を、少し離れた正面から写した写真。布の左右から紅白のひもが地面近くまで伸びていて、人物は写っていない

除幕の対象は、銅像や記念碑だけではありません。今回調べた公的な資料には、施設の銘板、愛称を書いた看板、庁舎の横断幕、寄贈された木のオブジェ、カウントダウンボード、電気自動車の充電スタンドの除幕式もありました。

除幕式だけを単独で行うこともあれば、ほかの式の中に組み込むこともあります。岩見沢市は、新庁舎に設置した彫刻の除幕式を市民向けの内覧会と同じ日に、開庁式とは別の日に行っています(出典:岩見沢市「新庁舎完成に伴うセレモニー等の開催について」・2026年10月23日確認)。

新しい建物の完成に合わせて館銘板を除幕するなら、竣工式の式次第の中に入れることもできます。竣工式そのものの段取りは、竣工式の流れと準備の順番の記事にまとめました。

除幕式の規模は、銘板や看板の10分ほどの式から、銅像の40分ほどの式まで

除幕式の長さは、主に式の中に挨拶や演奏をいくつ入れるかで変わります。挨拶を1〜2人にしぼって除幕と記念撮影を中心にすれば10〜15分ほど、来賓の挨拶や制作者の説明、演奏を入れると30〜40分ほどになる例が見られました。

公的な資料に載っている実例を、手軽な順に並べると次のとおりです。

対象実例時間・人数内容
看板日本原子力研究開発機構の看板除幕式(2007年)10分開式、除幕、閉式、記念写真。場所は看板の前
銘板逗子市役所1階の記念銘板(2022年3月30日)15分ほど市長、寄贈した会の会長、市議会議長などが出席
充電スタンド益田市の電気自動車の充電スタンド(2024年1月23日)15分市長・副市長・市議会の議長と副議長が出席
オブジェ山陽小野田市が友好都市から贈られた記念品(2022年10月18日)—開式、市長挨拶、除幕、写真撮影、閉式。高さ約120cm・幅約80cmの木の作品を、市役所の委員会室で除幕
横断幕青森県庁の世界遺産登録記念の横断幕(2021年7月29日)10分・綱を引いたのは5人知事挨拶、除幕、記念撮影
記念碑長崎大学薬学部の記念碑(2015年11月7日)30分開式の辞、挨拶、除幕、御礼、記念撮影、閉式の辞
記念碑十勝川治水100年記念碑(2023年10月21日)約70名開式、主催者挨拶、来賓挨拶、小学生の作文発表、除幕、記念撮影、閉式
彫刻岩見沢市の新庁舎の彫刻(2021年12月25日)30分主催者挨拶、除幕、作家挨拶など。庁舎1階のエントランスホール
銅像鹿児島市の天璋院像(2010年12月19日)40分吹奏楽の演奏、除幕、会長(市長)挨拶、来賓挨拶、制作者による銅像の説明。像は台座を含めて高さ約3.1m

(出典:日本原子力研究開発機構「看板除幕式 式次第(案)」、逗子市「逗子の分離独立運動の記念銘板除幕式の実施について」、益田市「EV充電スタンド除幕式」について、山陽小野田市の記者発表資料(友好都市から贈られた記念品の除幕式)、青森県「世界遺産登録記念横断幕 除幕式の実施について」、長崎大学「薬学部昭和町校舎記念碑除幕式」次第、北海道開発局「記念碑除幕式の実施状況」、岩見沢市の資料、鹿児島市「市長定例記者会見 天璋院像完成除幕式」・いずれも2026年10月23日確認)

会社の看板や館銘板、寄贈品のお披露目なら、上の表の前半のように、挨拶を1〜2人にしぼって除幕と記念撮影で10〜15分に収める形が一番手軽です。地域の方や関係者を広く招く記念碑や銅像では、来賓の挨拶や子どもの発表、制作者の説明を足して、30〜40分の式にしている例がありました。

学校の例では、秋田市立下北手中学校が閉校記念の式典のあとに、前庭で石碑の除幕式を行う計画にしていて、事業の進み具合の報告に「除幕式用の幕を作成中」と書いていました(出典:秋田市立下北手中学校「閉校記念事業の進捗状況」・2026年10月23日確認)。

除幕式の式次第は「開式→挨拶→除幕→記念撮影→閉式」が基本

除幕式の式次第は、開式、主催者の挨拶、来賓の挨拶、除幕、記念撮影、閉式の順がよく見られます。上の表の実例も、ほとんどがこの並びでした。

屋外の記念碑の横に置いた無地の木の演台で、スーツ姿の60代の男性が挨拶をしている様子を、参列者の列の後ろから写した写真。奥に白い布をかぶせた記念碑が見える

一方で、除幕を式の最初に置く例もあります。鹿児島市の天璋院像は、吹奏楽の演奏のすぐあとに除幕をして、像が見えている状態で挨拶と銅像の説明を続けていました。十日町市の平和都市宣言の記念碑は、市民大会の開会と同時に除幕をしてから、あいさつに入っています(出典:十日町市の報道資料(「核兵器廃絶平和都市宣言」記念碑の除幕式)・2026年10月23日確認)。

除幕を先にすると、挨拶で対象物の話をするときに、参列者が実物を見ながら聞けます。除幕をあとにすると、挨拶で期待を高めてからお披露目できます。どちらがよいかは、挨拶の中身と、参列者に何を一番見てほしいかで決めてください。

会社の館銘板や看板なら、次のような10〜15分の式次第がそのまま使えます。

順番項目目安
1開式(司会)1分
2主催者の挨拶(社長など)3分
3来賓の挨拶・設計や施工の会社の紹介(必要なら)3分
4除幕1分
5記念撮影3〜5分
6閉式(司会)1分

テープカットと除幕を一緒に行う例もあります。名古屋市は、総合体育館の愛称が変わったときに、市長と会社の社長の挨拶、記念撮影のあとにテープカットと除幕を行う15分の式を開いています(出典:名古屋市の報道発表(総合体育館の愛称変更に伴う除幕式)・2026年10月23日確認)。

司会の台本の書き方や挨拶の言い回しは、イベント司会進行の例文と台本の記事に書いています。

除幕式の布は、対象物を測って大きさを決め、引いたときに止まる所を先に探す

除幕に使う布は、対象物の大きさを測ってから決めます。布が足りないと隠すべき所が見えてしまい、大きすぎると引いたときに布の量が多くて、途中で止まりやすくなります。

白い布をかぶせた銅像の台座の足元で、紺の無地の作業着の作業員が、布の裾につないだ紅白のひもの結び目を確かめている手元を、低い位置から近くで写した写真

布の大きさは、包むか、前に垂らすかで測り方が変わる

除幕の布のかけ方は、大きく分けて2つです。

  • 全体を包む: 銅像や記念碑のように、まわりから見える対象物にかぶせる
  • 前に垂らす: 壁の銘板や看板、横断幕のように、見える面が1つの対象物の前に垂らす

全体を包む場合、布の1辺の長さは「対象物の幅+高さ×2」が目安になります(幅より奥行のほうが大きければ奥行で計算します)。上からかぶせた布が、左右に高さの分だけ垂れ下がるからです。

たとえば、幅と奥行が80cm、高さ1.8mの像を台座の上だけ覆うなら、0.8m+1.8m×2で4.4m、つまり4.4m四方ほどの布が要る計算になります(寸法はどれも、説明のために置いた仮の数字です)。そこに、裾が台座にしっかり届くだけの余りを足します。

前に垂らす場合は、対象物の幅と高さに、上で留める分と左右の余りを足せば足ります。名古屋市が名古屋城で除幕した記念銘板は幅2m・高さ173cmの屋根付きの看板の形で、子どもたちをはじめとする参加者が、左右からひもを引いて除幕していました(出典:名古屋市のページ(陸前高田市の子どもたちを招いたプロジェクトの記念銘板の除幕式)・2026年10月23日確認)。

布やひもの色は、主催者が決めてよい

布やひもの色は、主催者が決めて構いません。今回調べた公的な資料にも、色の決まりを書いたものはありませんでした。青森県の配置図には「白布」と書かれていて、白い布を使った例があります。白い布に紅白のひもやリボンを組み合わせて、お祝いの雰囲気を出すこともあります。

ひもは、引く人の手元まで届く長さにして、引く直前まで足元に散らからないよう、引く人の近くにまとめておきます。式の最中に来賓がひもを踏んだり、つまずいたりしないようにするためです。

引いたときに布が止まりやすい所を、前日か当日の朝に確かめる

布が途中で止まるのは、多くの場合、布が滑り落ちる通り道に引っかかる所があるときです。銅像の腕や頭、記念碑の角や彫り込み、看板の取り付け金具、すぐ横の植栽や照明などが、引っかかりの候補になります。

試しに引いた白い布が、ブロンズの人物像の肩と腕のあたりに引っかかって止まっている様子を、像の斜め下から見上げるように写した写真。人物は写っていない

なので、本番と同じ向きと人数で一度引いてみて、布がどこを通ってどこに落ちるかを確かめてから、かぶせ直しておくと安心です。落ちた布を誰が片付けるかも、このときに決めておきます。式のあとの記念撮影で、足元に布が丸まったまま写ると目立つからです。

雨で布が濡れると、重くなって対象物に張り付きやすくなります。屋外の式で天気が怪しいときは、布をかぶせる時刻をどうするかも、下の「雨と風」の章で書いたように前もって決めておいてください。

布は、買う・借りる・作るのどれかで用意する

除幕の布は、買う、借りる、自分たちで作るの3つの用意の仕方があります。

用意の仕方向いている場合確かめること
借りる1回だけの式で、対象物が一般的な大きさに収まる対象物を覆える大きさがあるか、ひもやリボンが付くか、汚したときの扱い
買う同じ会社や学校で何度も除幕式をする、記念に残したい大きさと素材、保管の場所
作る対象物の形や大きさが特殊、学校や地域の手作りにしたい布の強さ、縫い目が引っかからないか、ひもの付け方

学校や地域の行事では、記念碑に合わせて幕を用意することもあります(秋田市立下北手中学校の報告にも「除幕式用の幕を作成中」とあります)。作った幕も、本番の前に一度引いてみてください。

屋内の会場(ロビーやホール)で布を使うときは、施設に防炎の決まりがないかを確かめておくと安心です。幕と防炎の決まりについては、紅白幕の記事で書いています。

引く人の人数と立ち位置は、布の大きさと写真の写り方で決める

布を引く人は、人数が分かる公的な実例では2〜5人ほどでした。布の大きさに対して人数が多すぎると立つ場所がなくなり、少なすぎると布が片側に残りやすくなるので、まず布の大きさから人数を考えます。

白い布をかぶせた記念碑の左右に、スーツ姿の男女4人が2人ずつ分かれて立ち、紅白のひもを手に持って正面を向いている様子を、正面の少し離れた位置から写した写真

公的な資料では、引く人を次のように決めていました。

  • 青森県庁の横断幕(2021年6月): 知事と教育長の2人
  • 三内丸山遺跡の記念銘(2023年3月): 教育長、遺跡センターの所長、地元の応援団体の代表の3人
  • 青森県庁の横断幕(2021年7月): 知事、教育長、副知事2人、部長の5人
  • 姫川堤防の決壊碑(2025年7月): 地元の区長、消防長、県と市の担当、国の出張所長の5人
  • 防府市の公会堂の愛称の看板(2022年4月): 愛称を提案した会社の新入社員も一緒に除幕

(出典:青森県「イコモス『登録』勧告横断幕 除幕式を実施します」、青森県「世界遺産一覧表記載記念銘 除幕式」を実施します、青森県の配置図、高田河川国道事務所「姫川堤防決壊碑建立・除幕式を開催します」、防府市「市長定例記者会見報告事項概要」・いずれも2026年10月23日確認)

主催者の代表に加えて、その対象物にゆかりのある方(寄贈した方、地元の代表、制作に関わった方、これから使う方)に入ってもらうと、除幕の場面に意味が出ます。防府市の新入社員や、名古屋市の記念銘板の子どもたちのように、これからにつながる人を入れる例もありました。

立ち位置は「開会のとき」「除幕のとき」「記念撮影のとき」の3つを描いておく

立ち位置は、式の場面ごとに分けて決めておくと迷いません。青森県が7月の横断幕の除幕式で作った配置図は、「開会時」「除幕時」「記念撮影」の3つの図に分かれていました。

  • 開会のとき: 中央に金色のポールとマイクスタンドを置き、参列者が左右に分かれて立つ
  • 除幕のとき: 綱を引く人が左右に分かれ、それぞれの列の先頭に立つ
  • 記念撮影のとき: 5人が横一列に並び、その前に報道の位置

場面が変わるたびに人が動くので、誰がどこからどこへ移るかを図にしておくと、司会も案内しやすくなります。マイクスタンドのような、除幕のときに邪魔になる物を誰が動かすかも、ここで決めておきます。

引く人の立ち位置は、布が落ちる方向と重ならないようにしてください。布が引く人の頭の上や足元に落ちてくる向きだと、引いたあとに布をよけることになり、写真の写りもよくありません。

合図と写真撮影は、司会のひと言で全員が同時に引けるように決めておく

除幕の合図は、司会が「ご一緒にお願いします」のような決まった言葉で出し、引く人には式の前にその言葉を伝えておきます。全員が同じ言葉を合図に引けば、タイミングがそろいやすくなります。

除幕の瞬間、白い布が記念碑から滑り落ちていく様子を、カメラを構えた人の肩越しに斜め後ろから写した写真。布の左右でスーツ姿の人がひもを引いている

合図の言葉は、たとえば次のような形です(例として作った文です)。

それでは、除幕をお願いいたします。皆さまは、ひもをお持ちください。……カウントをいたします。3、2、1、どうぞ。

カウントを入れるかどうか、掛け声を参列者にも一緒に言ってもらうかは、主催者が決めて構いません。大事なのは、引く人が「どの言葉で引くのか」を本番の前に知っていることです。式の直前に、引く人を集めて合図の言葉と引く向きを一度伝えておくと、当日の朝にリハーサルの時間がとれなくても揃いやすくなります。

撮影する人の位置は、除幕の瞬間と記念撮影で分ける

写真は、除幕の瞬間と、そのあとの記念撮影の2回が撮りどころです。青森県の配置図では、報道の位置を参列者の正面に置き、記念撮影では5人を横一列に並べて、その正面から撮れるようにしていました。

除幕の瞬間は、布が落ちる方向の反対側の、斜め前から撮ると、布が落ちていく動きと引く人の両方が入ります。記念撮影は、除幕した対象物を後ろにして、引いた人がその前に並ぶ形がよく見られます。

報道の方が来る式では、取材の申し込みの期限や、腕章などで報道の方と分かるようにすることを、案内に書いている例もありました(広島県・八代河川国道事務所)。式のあとに挨拶した方への囲み取材の時間をとる場合は、式次第の閉式のあとに書いておきます(出典:広島サミット県民会議「広島サミットカウントダウンボードを設置します」・2026年10月23日確認)。

除幕式の立ち位置・式次第と合図・布とひもの確かめ・雨の日の判断を書き込めるシートを用意しました。社内や設営を頼む会社と共有する段取り表として使えます。

屋外の除幕式は、雨と風のときに「いつ・何を見て・どうするか」を先に決める

屋外の除幕式では、雨や風の日にどうするかを、案内状を出す前に決めておきます。公的な資料では、予定どおり行う、屋根のある場所に移す、中止して別の形に切り替える、のどれかを事前に決めて、参列者や報道の方に知らせていました。

小雨の降る中、白い大きなテントの下に、白い布をかぶせた高さ1mほどの石の銘板が置かれ、テントの外に傘をさした参列者が数人立っている様子を、テントの横から広く写した写真
主催者雨や風のときの決め方
十日町市(記念碑)市役所の駐車場で行い、雨天時も同じ場所
名古屋市(体育館の愛称の除幕)晴天時は駅からの連絡橋の上、雨天時はホールの1階正面玄関前に場所を変える
八代河川国道事務所(干潟の愛称の看板)雨天決行。前日に、当日の風雨が予想されるため別の施設(エコエイトやつしろ)に会場を変えると発表
高田河川国道事務所(決壊碑)小雨決行。洪水やそのおそれがあるときは中止し、当日8時30分までにSNSで知らせる
益田市(充電スタンド)雨天決行。荒天なら除幕式をとりやめて市長室で完成報告会にする。判断は当日8時30分

(出典:十日町市の資料、名古屋市の報道発表、八代河川国道事務所「前川河口干潟愛称看板の除幕式会場変更について」、高田河川国道事務所の資料、益田市の資料・いずれも2026年10月23日確認)

ここから分かる主催者の決めごとは、次の3つです。

  • 何をもって中止・変更とするか: 小雨なら行う、荒天や警報なら中止、など
  • 判断する時刻と知らせ方: 当日の朝8時30分など、時刻を決めて、電話・メール・SNSのどれで知らせるか
  • 代わりの形: 屋根のある場所に移すのか、完成報告会のような別の形にするのか、日を改めるのか

対象物が動かせない記念碑や銅像では、場所を移すと除幕そのものができません。その場合は、対象物の前にテントを張って雨を避けるか、除幕だけは小人数で行って挨拶を屋内に移すか、を考えることになります。テントの大きさや張数、風が強いときにたたむ判断は、イベント用テントの記事で書いています。

風が強い日は、布が式の前にめくれて中が見えてしまったり、引いた布が飛ばされたりしやすくなります。布をかぶせる時刻を式の直前にするか、裾をどう押さえておくかを、設営する側と前日までに決めておいてください。屋外でマイクを使う場合の機材の選び方は、イベントの音響の記事にまとめました。

除幕式の会場の設営と運営を、まとめて頼むなら

テントを張る、紅白幕で会場を囲う、演台と音響を置く、といった屋外の除幕式では、会場の設営と当日の運営をまとめて頼むと、主催者は来賓への対応と式の中身に集中できます。

記念碑の前に張った白いテントの下で、紺の無地の作業着の作業員2名が、紅白幕を張り、演台とマイクスタンドを並べている様子を、少し高い位置から斜めに写した写真

AGSでは、イベント企画・運営の中で、竣工式・落成式のテント・紅白幕・演台など、式典のしつらえを現場の設営まで含めてお手伝いしています。式典のステージ・紅白幕・演台・音響を一式でそろえるなら、ステージ設営・レンタルもご覧ください。紅白幕の長さの測り方や張り方は、紅白幕の記事にも書いています。

除幕するものと場所、日にちが決まっていれば、式の形がまだ決まっていない段階でもご相談いただけます。お見積りは無料で、拠点は福岡・博多、現場は全国にお伺いします。

よくある質問

Q. 除幕式にかかる時間はどれくらいですか?

今回調べた公的な実例では、10分から40分ほどでした。挨拶を1〜2人にしぼって除幕と記念撮影を中心にすれば10〜15分ほど(日本原子力研究開発機構・青森県・逗子市・益田市・名古屋市)、来賓の挨拶や演奏、制作者の説明を入れると30〜40分ほど(長崎大学・岩見沢市・鹿児島市)になっています。

Q. 除幕式で布を引くのは誰がふさわしいですか?

主催者の代表に加えて、その対象物にゆかりのある方に入ってもらう例が多く見られます。寄贈した団体の代表、地元の代表、制作に関わった方、これから使う方(新入社員や子どもたち)などです。人数が分かる公的な実例では、2〜5人ほどでした。

Q. 除幕式の布の色は白と紅白のどちらがよいですか?

主催者が決めて構いません。今回調べた公的な資料には、色の決まりを書いたものはありませんでした。青森県の除幕式では白い布を使っていて、白い布に紅白のひもやリボンを組み合わせることもあります。地域や会社の慣習があれば、それに合わせてください。

Q. テープカットと除幕式を一緒に行えますか?

行えます。名古屋市の総合体育館の愛称変更の式では、挨拶と記念撮影のあとにテープカットと除幕を続けて行い、全体を15分で組んでいました。どちらを先にするか、同じ人が両方を行うかを決めて、立ち位置を図にしておくと当日が楽です。
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