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透過型LEDビジョンとは?仕組みと使いどころ・価格の目安

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透過型LEDビジョンとは?仕組みと使いどころ・価格の目安

街で、ガラスのショーウインドウに映像がふわっと浮かんでいて、しかもガラスの向こうの店内まで見えている。あれは何だ、と足を止めて調べ始めた方が、このページに着いているのではないでしょうか。

あれが透過型LEDビジョン(シースルーLED)です。細いバー状に並べたLEDの隙間から光と視線が抜けるため、映像を映しながら向こう側が透けて見えます。窓の明るさを守ったまま映像演出を足せるのが、通常のLEDビジョンとの一番の違いです。

この記事では、透過型LEDの仕組み、使いどころ、通常型との使い分け、価格の目安までをまとめました。AGSグループでLEDビジョンの販売・レンタル・施工を行っている立場から書いています。

透過型LEDビジョンとは?ガラスに映像が浮かぶシースルー構造

透過型LEDビジョンは、LED素子を細いバーの列に載せて、バーとバーの間を空けたディスプレイです。ブラインドを思い浮かべてください。羽根の隙間から外が見えるように、LEDの隙間から向こう側が見える構造です。

普通のLEDビジョンは、面全体にLEDが敷き詰められた「壁」です。映像は鮮やかですが、置いた場所の視界と光は完全に塞がります。透過型はここが逆で、光と視線を通す。AGSグループで扱っている機種では透明度70%、つまり面の7割が素通しです(出典:アディザネージ「高輝度透明シースルーLEDビジョン」・2026年8月31日確認)。

重さも壁型よりずっと軽く、上記の機種で1平方メートルあたり約7.5kg。ガラス面のすぐ内側に、大がかりな補強なしで設置しやすいのはこの軽さのおかげです。

ショーウインドウの透過型LEDディスプレイ

透過型の価値は「映像を消せること」

透過型LEDの価値は、映像を出せることより、消せることにあります。消えている時間、そこはただの窓に戻る。採光も店内の見通しも、何も犠牲にしていません。

これが壁型との決定的な違いです。ショーウインドウを壁型LEDで塞げば映像は目立ちますが、窓としての機能は失われます。日中の自然光も、通行者から店内が見える安心感も消える。透過型は「窓のまま、映像も出せる」という欲張りな要求に応える機材です。

もう1つの利点は施工です。屋内からガラス面に向けて設置する製品なので、足場を組むような外部工事なしで進めやすい。建物の外壁に手を入れずに済むのは、テナント入居の店舗にとって大きな利点です(製品ページでは屋外広告物規制の対象外とされていますが、条例の運用は自治体や物件で異なるため、設置前に管理会社・自治体への確認をおすすめします)。

透過型LEDの使いどころ|ショーウインドウ・ガラスファサード・イベント

使いどころは「ガラスがあって、その向こうも見せたい場所」です。代表的なのは次の3つ。

店舗のショーウインドウ。 ディスプレイした商品と映像を重ねて見せられます。夜は映像が主役、昼は商品が主役と、時間帯で見せ方を切り替えられるのも窓ならではです。

ビルのガラスファサード。 1階のガラス面全体を使えば、建物ごと発信力のある「顔」になります。オフィスビルのエントランスで、受付の明るさを保ったまま企業映像を流す使い方もこの系統です。

イベント・展示会の演出。 空間を仕切りながら映像を見せられるので、ステージの演出や展示の仕掛けとして使われます。AGSでも、専門学校の制作展で透明LEDビジョンを使った映像演出を手がけました。実例は制作実績でご覧いただけます。

通常のLEDビジョンとの使い分け

使い分けの判断は「その面の向こうを見せたいか」の一点から始めるのが早いです。向こうを見せる必要がないなら、映像の力は壁型が上。見せたいなら透過型の独壇場です。

透過型LEDビジョン通常のLEDビジョン(壁型)
向こう側の視界透ける(採光・見通しを保てる)塞がる
映像の密度LEDの間隔が広く、近距離では粗く見えるピッチが細かく高精細
見せる距離数m以上離れた通行者向き至近距離の視聴にも対応
重さ軽い(設置の自由度が高い)重く、構造の検討が必要
主な置き場所ガラス面・窓・空間の仕切り壁面・ステージ背面・屋外広告

注意したいのは映像の密度です。透過型は構造上LEDの間隔が広いため、間近で見ると光の粒がはっきり分かります。歩道を歩く人が数メートル離れて見る分にはきれいな絵になる。この「見る距離」の設計は、壁型のピッチ選びと同じ考え方です。詳しくはLEDビジョンとはで解説しています。

透過型LEDビジョンの価格の目安

価格の目安からお伝えします。AGSグループのLEDビジョン事業アディザネージの製品ページでは、透過型(高輝度透明シースルーLEDビジョン)は購入で1平方メートルあたり45万円から、レンタルで1イベントあたり1平方メートル5万5,000円からです(税込・出典:アディザネージ 製品ページ・2026年8月31日確認)。

通常の壁型LEDビジョンの購入が1平方メートル30万円台からなので、購入では透過型の方が単価は上がります。一方レンタルの入口は壁型と同水準なので、「まずイベントで試す」ハードルは見た目ほど高くありません。壁型も含めた料金の全体像はLEDビジョンの価格にまとめています。

金額を動かす主な条件は、面積、設置方法(ガラス面への固定か、自立か)、電源の位置です。とくにガラスの種類と枠の形状は現地を見ないと判断できないため、透過型は現地調査からのスタートが基本になります。

設置前に確認しておきたい3つのこと

透過型LEDの計画で先に確認したいのは「ガラス・電源・管理会社」の3つです。デザインの検討より先にこの3つを押さえると、後戻りがなくなります。

ガラスの条件。 ガラスの寸法、枠(サッシ)の形状、フィルムの有無。設置面の条件で取り付け方法が決まります。

電源。 表示面積に応じた電源容量が必要です。窓際にコンセントがあるとは限らないので、電源の位置と容量は現地調査の必須項目です。

管理会社・自治体への確認。 テナントの場合、窓面の使用が契約や館のルールで制限されていることがあります。窓に貼るシート看板と同じで、窓面は「自分の壁」ではないことが多い。先に確認しておくとやり直しを防げます。看板まわりの許可の考え方は看板の種類と選び方でも触れています。

透過型LEDパネルの設置作業

AGSグループのLEDビジョン事業

AGSグループのアディザネージは、LEDビジョンの販売・レンタル・設置施工を手がけています。透過型のほか、壁型・床型・キューブ型など用途に応じた機種があり、ステージ・イベント演出と組み合わせた提案までワンストップで対応できます。

「うちのウインドウで使えるのか」という段階のご相談で構いません。現地の写真とガラス面の寸法が分かれば、概算の検討から始められます。拠点は福岡・博多、現場は全国。見積りは無料です。

よくある質問

Q. 昼間の明るい時間でも見えますか?

日射しの強い時間帯は、屋外向けの高輝度機種であっても見え方が落ちやすいのは壁型と同じです。AGSグループで扱う透過型は最大輝度3,500cd/m²の高輝度タイプで、周辺の明るさに応じた自動調整に対応しています。それでも西日が直撃する面などは条件が厳しいため、向きと時間帯を現地で確認してから判断するのが確実です。

Q. 外から見ると映像、中から見るとどうなりますか?

店内側からは、LEDバーの背面と外の景色が見える状態になります。映像は屋外側にだけ向けて発光するため、店内が映像で眩しくなることはあまりありません。ただしバーの列は視界に入るので、内側からの見え方は導入前にサンプルで確認しておくと安心です。

Q. 短期間のイベントだけでも借りられますか?

レンタルでの利用が可能です。1イベント単位の料金設定なので、展示会や期間限定の催事など数日の利用にも向いています。設置・撤去の施工まで含めて相談できます。

Q. 窓ガラスに貼るフィルム型と何が違いますか?

グループではガラス面に貼るフィルム型の透明LED(Holo Layer)も扱っています。バー型のシースルーLEDとは厚み・取り付け方・表示性能が異なり、設置面の条件と見せたい映像で選び分けます。迷ったら両方の見積りを並べて比べるのが早いです。


窓を塞がずに映像を出せる。この一点だけで、いままで「何も置けなかった」ガラス面が発信の場所に変わります。まずは自分の店・ビルのガラス面の寸法を測るところから始めてみてください。話はそこから具体的になります。

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