イベントの告知は、手段の数を増やすより「来ていただきたい方が普段見ている場所」を1〜2つ選び、開催日から逆算した締切で回すほうが、人の入りにつながりやすいです。
理由は、同じ告知でも届く相手が手段ごとに違うからです。大分市で開かれた親子向けのイベントでは、来場者334件の回答のうちチラシで知った方が148件(約44%)で、SNSは全体の約7%でした。一方で、マルシェを主催している方の実施報告では、来場者の8割以上がInstagramで知ったと答えています。どちらが正しいという話ではなく、相手が違えば効く手段が逆になる、ということです。
なので、告知でまず決めるのは「誰に来てほしいか」と「その方が普段どこを見ているか」の2つで、手段はそのあとに選びます。
この記事では、告知方法10種類の早見表、無料の手段から有料へ進む順番、開催日から逆算した手段ごとの締切、告知物に載せる情報、掲示や配布の許可、告知したのに人が来ないときの原因までをまとめました。イベントの企画・制作・施工と、チラシ・ポスターなどの告知物をつくっている会社の目線で書いています。
イベントの告知方法10種類の早見表(届く相手・費用・準備日数)
告知方法は、大きく「手持ちの連絡先に届ける」「ネットで届ける」「紙で届ける」「人に載せてもらう」の4つに分かれます。手間の少ないものから順に並べました。どれが優れているかではなく、届く相手と準備日数が違うので、表で横に並べて比べてみてください。
| 告知方法 | 主に届く相手 | 費用の考え方 | 準備日数の目安 | 向くイベント |
|---|---|---|---|---|
| 既存のお客さまへの直接連絡(メール・LINE公式・DM・電話) | すでに接点のある方 | 手持ちの連絡先を使うので、ほぼ手間だけ | 文面をつくるだけなら数日。DMなら印刷と発送で2〜3週間 | 常連の方に来てほしい会、法人向けの案内 |
| 自社サイト・Googleビジネスプロフィール | 店名やイベント名で検索する方 | 無料。写真と文章を用意する手間だけ | 1日〜数日 | ほぼすべて。他の告知の「詳しくはこちら」の受け皿 |
| SNSの投稿(無料) | 自社アカウントのフォロワーと、その先の方 | 無料。継続して投稿する手間がかかる | 第1報は当日でも出せる。見どころの写真を撮りためる時間は先に確保 | 若い層・趣味でつながる層に向けたマルシェや体験会 |
| SNS広告・Web広告(有料) | エリア・年齢・興味で絞った方 | 予算を先に決めて配信量が決まる。少額から始められる | 入稿の準備を含めて1週間前後 | 新規の方に届けたいイベント。無料の投稿で届かなかった層の穴埋め |
| 店頭・施設内の掲示(ポスター・のぼり・館内サイン) | 店や施設の前を通る方、来店中のお客さま | 印刷代と、のぼりなら立てる器具。枚数が少ないので安く済みやすい | 制作と印刷で2〜3週間。施設内は館の掲載審査の日数を足す | 店舗の催事、商業施設のイベント |
| チラシの手渡し・置きチラシ・園や学校・取引先経由の配布 | 来店中のお客さま、配布先の家庭や会社 | 部数×紙・サイズで印刷代が決まる。配布先が決まっていないと余る | 印刷まで3〜4週間。配布先への依頼は1か月前から | 親子向けの地域イベント、取引先を招く発表会 |
| ポスティング・配達地域指定郵便 | 決めた町丁目に住む全世帯 | 1通あたりの単価×通数。エリアの広さで金額が動く | 印刷と配達の手配で1か月前から | 近隣の住民に広く知らせたい店の周年、地域の祭り |
| 地域メディアへの情報提供(新聞・テレビ・フリーペーパー) | その地域の幅広い層、年配の方 | 掲載料は原則不要。取り上げられるかは相手の判断 | 案内を送るのは1か月前。フリーペーパーは締切が早い | 地域性や話題性のある催し、公共性のある企画 |
| 自治体の掲示板・広報紙 | 市内の住民、年配の方 | 無料が多い。営利目的の催しは対象外のことが多い | 広報紙は発行日の1.5か月以上前が締切の例あり。掲示板は申請から掲示まで数日〜 | 市民活動・地域団体の催し、後援を受けたイベント |
| イベント告知サイト・地域情報サイト | 「今週末どこか行こう」と探している方 | 無料の掲載枠があるサイトが多い | 登録して数日 | 一般公開の体験会、講座、マルシェ |
準備日数は、印刷物の制作で一般的に見込まれる目安で、印刷会社の混み具合や部数で前後します。
表の中で、ご相談の場で話題に出ることが少ないのが「園や学校、取引先を経由した配布」「地域メディアへの情報提供」「自治体の掲示板・広報紙」の3つです。どれもお金がほとんどかからないので、先に補足します。
園や学校、取引先を通じて配ってもらうチラシ
配布先に手渡ししてもらうチラシは、ポスティングよりも「読んでもらえる率」が上がりやすいです。知っている先生や担当者から渡された紙は、ポストに入っていた紙より手元に残りやすいからです。
親子向けの催しなら保育園・幼稚園・小学校、法人向けなら取引先の総務や商工会など、相手のもとにすでに紙が届く経路があるかを先に探してみてください。頼み方は「配布をお願いできる枚数と、お渡しする日」を先に聞くだけで、あとは印刷して届けるだけです。
地域メディアへの情報提供
新聞やテレビ、地域のフリーペーパーには、地域の催しを取り上げる枠があります。開催の1か月ほど前に、日時・場所・内容・見どころ・写真・問い合わせ先を1枚にまとめて送っておくと、取り上げてもらえる可能性が出てきます。
取り上げられるかは相手次第なので、これだけを頼りにはできませんが、費用がかからず届く層が紙やSNSと重ならないので、出しておいて損のない手段です。
自治体の掲示板・広報紙
多くの市町村が、市民活動や地域の催しを載せる掲示板や広報紙の枠を持っています。たとえば国分寺市では市内の公園10か所にある広報掲示板にポスターを掲示でき、掲示期間は最長2週間、貼り付けと取り外しは申請者が行います。ただし営利を目的とした宣伝ポスターは掲示できません(出典:国分寺市「市内の掲示板にポスターを貼りたいのですが、どうしたらよいですか」・2026年9月13日確認)。
広報紙は締切が早いです。伊勢市の「広報いせ」では、1日号への掲載は前々月の15日、15日号は前々月の末日が締切で、市や県の共催・後援があるイベントと、後援のない市民活動のお知らせで申込書が分かれています(出典:伊勢市「『広報いせ』への市民活動情報等の掲載」・2026年9月13日確認)。
お店や会社の販促イベントは「営利目的」にあたって対象外になることが多いので、使えるのは地域団体の催しや、自治体の後援を受けた企画が中心です。条件は自治体ごとに違うので、まず自分の市町村の広報担当のページを見てみてください。
同じ告知でも結果が逆になる:2つの実例の「何で知ったか」
どの手段が効くかは、イベントの種類より「来た方が普段どこを見ているか」で分かれます。結果が正反対になった2つの実例を並べてみます。
1つ目は、2021年12月に大分市中心部で開かれた幼児から小学生向けの催し「第2回思い出サンタ『お菓子の家』プロジェクト」です。来場者へのアンケート334件で「このイベントを知った情報源」を聞いたところ、チラシが148件で最多、次いでテレビ116件、新聞39件、口コミ24件でした。ネット(SNS含む)は22件、Instagramは3件、Twitter(現在のX)は0件で、SNSで知った方は全体の約7%にとどまっています。
このイベントのチラシは12,000枚のうち約1万枚を、市内の幼稚園・保育施設70施設と市立小学校20校を通じて配っていました。実行委員会はTwitter・Instagram・YouTubeでの発信も試していましたが、SNSの投稿後に公式サイトのアクセスが増える関係は見つからず、アクセスが目に見えて増えたのはテレビ報道があった日でした(出典:竹内裕二「地域活動におけるSNSを活用したイベント告知の一考察」下関市立大学論集 第67巻第2号・2023年12月・山口大学学術機関リポジトリ(PDF)・2026年9月13日確認。アンケートは実行委員会の承認を得た第三者機関が実施)。
2つ目は、マルシェを主催している方ご本人の報告です。来場者に「イベントを知ったきっかけ」を聞くと8割以上がInstagramで、チラシで見たという声はごくわずかだったため、いまは広報のほとんどをInstagramで行い、チラシは年配の方やネットを使わない層に届けたいときだけ作るようにしているとのことでした(出典:のり実「マルシェ広報!チラシ vs SNSどっちにする?【実際の体験から】」(note)・2026年9月13日確認)。
親子向けの催しでは、保育園や学校から手渡された紙が保護者にそのまま届きました。マルシェでは、主催者や出店者のInstagramの投稿が来場のきっかけになっていました。届く場所が違うだけで、同じ「チラシ」「SNS」の評価が入れ替わっています。
そのため、手段を選ぶ前に「来ていただきたい方は、平日の夕方に何を見ているか」を考えてみてください。年齢層ごとに見ている媒体がどう違うかは、公的な統計をもとにイベントの集客方法の記事で表にしているので、そちらを見てもらうのが早いです。
もう1つ、この2例から言えるのは、自分のイベントでも当日に「何を見て来られましたか」と受付でひと言聞いておく価値があることです。次回の告知の配分がその場で決まりますし、SNSの表示回数やチラシの部数より確かな数字になります。
無料の手段から始めて、有料は「届かない相手」にだけ使う順番
予算が限られているときの順番は、手持ちの手段を全部使う、無料で借りられる枠に載せる、それでも届かない相手にだけ有料の手段を足す、の3段です。有料を最初に考えると、無料で届いたはずの方にお金を払うことになります。
1段目:手持ちの手段を全部使う
既存のお客さまへの連絡、店頭とレジ横の掲示、自社サイトとGoogleビジネスプロフィール、自社SNSの投稿です。どれもお金はかかりません。
ここで大事なのは「全部に同じ情報を載せる」ことです。SNSには日時があるのにサイトには無い、店頭のポスターだけ参加費が書いてある、という状態がよく起きます。1枚の原稿を先に固めて、そこから全部の媒体に写す順番にしておくと抜けが減ります。
2段目:無料で借りられる枠に載せる
施設の館内放送や共用部の掲示、自治体の掲示板・広報紙、地域メディアへの情報提供、イベント告知サイトの無料枠です。自分の媒体より届く範囲が広く、費用もかかりません。
その代わり、締切と審査があります。広報紙は1.5か月以上前、施設の掲示は館のルールで掲載までの日数が決まっていることが多いので、この段の手段は早めに動く必要があります。
3段目:届かない相手にだけ有料を足す
1段目と2段目で届かない相手が誰かを言葉にしてから、その方に届く有料の手段を選びます。近隣の全世帯なら配達地域指定郵便やポスティング、決めたエリアの若い層ならSNS広告、というふうにです。
たとえば日本郵便の「タウンプラス」は、丁目単位などで指定した地域の配達可能なすべての箇所に届けるサービスで、宛名のリストがなくても使えます。料金は最寄りの郵便局に相談する形です(出典:日本郵便「タウンプラス」・2026年9月13日確認)。
有料の手段は「誰に届けるための費用か」を1行で言えるかどうかで採否を決めてください。言えないものは、まだ出す段階ではありません。
開催日から逆算する:手段ごとの締切と入稿の日数
告知の時期は、開催日から手段ごとに逆算して決めます。1か月前に配りたいチラシは、その1か月前にはデザインを始めていないと間に合いにくいです。
イベント全体の告知の山(第1報・詳細・直前)はイベントの集客方法の記事に書いたので、ここでは手段ごとに「いつ着手して、何が締切になるか」を並べます。
| 手段 | 着手の目安 | 締切になる工程 | 掲出・配布の開始 |
|---|---|---|---|
| 告知に載せる情報の確定 | 1.5〜2か月前 | 日時・場所・内容・参加費・雨天時の扱いを決める | 全手段の前提 |
| 広報紙・フリーペーパー | 2か月前 | 媒体ごとの申込締切(発行日の1.5か月以上前の例あり) | 発行日 |
| ポスター・チラシ | 1〜1.5か月前 | 印刷の入稿。校正に2〜3日、印刷に1週間前後 | 3〜4週間前 |
| 店頭・施設内の掲示 | 1か月前 | 施設なら館の掲載申請と審査 | 3〜4週間前 |
| 園・学校・取引先経由の配布 | 1か月前 | 配布先への依頼と枚数の確定 | 3〜4週間前 |
| 地域メディアへの情報提供 | 1か月前 | 案内の送付 | 掲載は相手次第 |
| 自社サイト・SNSの第1報 | 3〜4週間前 | 見どころの写真 | 3〜4週間前 |
| SNS広告 | 3週間前 | 画像と文面の入稿、予算の決定 | 2〜3週間前 |
| 既存のお客さまへの案内 | 3週間前 | DMなら印刷と発送 | 2週間前 |
| 街頭でのチラシ配布・のぼり設置 | 3週間前 | 道路使用許可の申請(後述) | 許可が出てから |
| リマインドの発信 | 1週間前に文面を用意 | 天気・持ち物・アクセスの確認 | 3日前〜前日 |
チラシの入稿は、思っているより早く来ます。デザインを始めてから印刷所に渡すまでには、文字の確認や写真の差し替えで往復が何度か入るので、着手から3週間は見ておくと安全です。
キャンプの撤収と同じで、暗くなる時間から逆算して片付けを始めないと間に合いません。告知も開催日を起点に、締切を先に紙に書いてしまうのが確実です。
開催まで1か月を切ってからの相談でも、打てる手はあります
告知物のご相談は、開催の1か月を切ってからいただくことが多いです。その時点から新しく手配して間に合うものは、ほぼSNS広告になります。既存のお客さまへの連絡や自社SNS、店頭の掲示といった手持ちの手段はそのまま続けて、足りない分をここで補う形です。
多いのは、イベントを企画して、チラシなども自社でひととおり作ってみたものの、直前になって参加の人数が足りなそうだと分かり、そこで問い合わせをいただく流れです。
のぼり・ポスター・チラシのように制作物が発生するものは、制作の打ち合わせと印刷に意外と時間を取られます。1か月を切ってからだと、間に合わないことが多いんです。
そこで私たちが提案することが多いのは、Instagramなどで、配信するエリアと相手を絞った広告です。いまはAIを使ってイベントのLP(告知用の1枚ページ)を短時間で作り、訴求のポイントを数パターン用意して広告を回す形が、一番動きが速いです。
実際に、花火大会の告知をお手伝いしたときは、前年のイベントの様子をもとに広告の素材を作ってSNS広告で回したところ、反応が一番早く出ました。前回の写真や動画が残っているなら、まずそれを探してみてください。
ただし、LPの制作から広告の運用までを短期間でまとめて頼むと、それなりに費用がかかります。直前になってからその費用を用意するのは、なかなか難しいと思います。
なので、日頃から自社のSNSやWeb広告を少しずつ運用しておくのがおすすめです。アカウントと素材と運用の型が手元にあれば、急に人数が足りないと分かったときにも、すぐ動けます。
告知物に載せる情報と、落としやすい情報
告知物に載せる基本の情報は、日時(開始と終了の時刻)・場所と目印・何ができるか・参加費と予約の要否・雨天時の扱い・問い合わせ先の6つです。媒体ごとに作り直すたびに、このうちのどれかが抜けやすいです。

特に落としやすいのは、次の項目です。
- 終了時刻。 開始だけ書いてあると、「午後に行っても大丈夫か」で迷った方が来なくなりがちです
- 雨天・荒天時の扱い。 屋外なら、中止か決行かをどこで知らせるかまで書きます
- 対象。 「小学生以下」「どなたでも」のひと言が無いと、自分が行ってよいか分からないまま流れます
- 駐車場と最寄りの入口。 初めて来る方が迷わない書き方になっているか、地図と写真で確かめます
- 予約の要否と定員。 予約不要・参加無料なら、それ自体が来るハードルを下げる情報なので大きく書きます
- 主催者名と問い合わせ先。 誰がやっている催しか分からないと、信用の面で足が止まりやすいです
制作を頼むときに先に渡してほしいのは、日時や場所のほかに、催し物の中身(何をやるか・誰が出るか・何時頃に出るか)と、写真・動画の素材です。ここが足りないと、手元にある素材に合わせた作りになりがちで、告知物の力が落ちます。前回のイベントの写真や動画があると作りやすいですし、見た方の反応も良いです。
反対に、載せすぎも起きます。訴求を全部載せたチラシは、遠目に見て何のイベントか分かりにくくなります。見どころは1つに絞って一番大きく書き、ほかは小さく添える形にしてください。
紙のチラシ、ポスター、のぼりなど告知物の種類と、どの距離の相手に何が効くかは販促ツールの種類と選び方に分けて書いています。
掲示・配布の場所と許可:店頭・施設内・街頭で違います
掲示や配布は、場所によって「誰の許可が要るか」が違います。店頭は自分の判断、施設内は館のルール、街頭は警察署の許可、公共掲示板は自治体の申請(前の章のとおり)、という区分けで覚えておくと迷いにくいです。
店頭・自分の敷地
自分の店の中や敷地内なら、基本は自分の判断で掲示できます。ただしテナントとして入っている物件では、看板やのぼりの出し方が契約や管理規約で決まっていることが多いので、初めて出すものは管理会社に一度確認しておくと安心です。
敷地の外の歩道にのぼりやA型看板を出すのは、屋外広告物の条例や道路の使用にあたる場合があります。この点は販促ツールの記事の「屋外に出す販促物のルール」にまとめました。
商業施設・会場の館内
商業施設や公共施設の中では、掲示できる場所・サイズ・期間・申請の方法が館ごとに決まっています。共用部のポスター枠や館内放送、館の公式SNSなど、テナントが使える告知枠を持っている施設も多いので、館の担当者に「使える告知枠を全部教えてください」と聞いてみてください。
館内の掲示物は、通路を歩く方の目線の高さと向きで見え方が変わります。私たちがお手伝いした施設内の告知物の例として、競馬場の施設内イベント告知バナーや地下街のキャンペーン告知バナー、百貨店のエレベーター告知サインがあります。
街頭でのチラシ配布・のぼり設置
公道でチラシを配る、のぼりや看板を持って宣伝する、道路に広告板を置くといった行為は、その場所を管轄する警察署長の道路使用許可が必要になることがあります。静岡県警察の案内では「交通の頻繁な道路で、宣伝物や印刷物などの配布や販売をするとき」「道路において、3人以上連行して、のぼりや旗、看板などを持ち、または楽器を鳴らして、広告や宣伝をするとき」「道路に石碑や銅像、広告板などを設置するとき」が許可の対象として挙げられています(出典:静岡県警察「道路使用許可の申請」・2026年9月13日確認)。
申請先は、使う道路の場所を管轄する警察署です。手数料は都道府県ごとに違います(例:警視庁は工事・作業以外の申請で2,100円、愛知県警察は2,500円)。処理の日数は、愛知県警察が「申請から許可証の交付まで7日程(行政庁の休日は含まない)」と案内しています(出典:警察庁「道路使用許可の概要、申請手続等」・警視庁「道路使用許可申請手続きについて」・愛知県警察「道路使用許可、通行許可等の申請手続き」・いずれも2026年9月13日確認)。
判断に迷う場合は、配布や設置の予定日から余裕をもって、管轄の警察署に事前に相談してください。当日に注意を受けて中断するのが一番もったいないので、逆算表には「許可申請」の行を最初から入れておくことをおすすめします。
告知してから当日までのリマインドで、忘れられるのを防ぐ
告知は第1報を出したら終わりではなく、3日前から前日に「今週末です」と改めて知らせる回を最初から予定に入れておきます。1か月前に見た告知は、当日には忘れられていることが多いです。
リマインドで出す情報は、第1報の繰り返しではなく「行く直前に知りたいこと」にします。天気と開催の可否、持ち物、駐車場やアクセス、混みそうな時間帯、初日の様子の写真です。予約制の催しなら、予約した方への個別の連絡もこのタイミングです。
当日は「開催中です」の一報を、会場の写真つきで出します。誰が撮って誰が投稿するかを先に決めておかないと、当日はみんな手がふさがっていて出せないままになりがちです。撮影と投稿の担当を1人決めておくだけで済む話です。
そして当日は、会場の前を通る方への最後の告知が残っています。のぼりや入口の見え方、スタッフの声かけで足を止める実技は、イベントの呼び込みのコツに分けて書きました。
告知しても人が来ないときの原因は、だいたい4つに分かれます
告知したのに人が来なかったとき、原因は「届いていない」「届いたが分からない」「届いたが忘れられた」「届いたが行きにくい」の4つのどれかに入ることが多いです。どれに当たるかで直す場所が変わります。
| 原因 | 確かめ方 | 直す場所 |
|---|---|---|
| 届いていない | 来場された方に「何で知りましたか」と聞く | 手段(来ていただきたい方が見ている場所に変える) |
| 届いたが、何のイベントか分からない | 告知物を第三者に3秒見せて「何のイベント?」と聞く | 告知物の中身(見どころを1つに、6項目をそろえる) |
| 届いたが、忘れられた | 「気づいたら終わっていた」の声が後から届く | 直前のリマインド(3日前〜前日の発信) |
| 届いたが、行きにくい | 参加費・予約・雨天・子ども連れの可否が告知物に無い | 「分からない」を1つずつ消す |
届いていない
来ていただきたい方が見ていない場所で告知していた、という原因です。年配の方向けの催しをSNSだけで告知した、若い層向けの催しを新聞折込だけで知らせた、というときに起きます。
確かめ方は、来場された方に「何で知りましたか」と聞くことです。答えが1つの手段に偏っていたら、来なかった層には別の手段が必要だったと分かります。
届いたが、何のイベントか分からない
チラシやSNSは目に入ったのに、見どころが多すぎて何をやるのか伝わらなかった、日時や場所が抜けていた、という原因です。告知物を第三者に3秒見せて「何のイベント?」と聞いてみると、すぐに分かります。
届いたが、忘れられた
第1報だけで、直前のリマインドをしていなかったときに起きます。「行こうと思っていたのに気づいたら終わっていた」という声が後から届くのが、このパターンです。3日前から前日の発信を予定に入れておけば、かなり減らせます。
届いたが、行きにくい
参加費が分からない、予約が要るのか分からない、子どもを連れていってよいのか分からない、雨の日はどうなるのか分からない。こういう「分からない」が1つあるだけで、迷った方の足は止まりやすくなります。告知物に載せる情報の章で挙げた6項目がそろっているかを見直してください。
4つのうちどれだったかを次回の告知に反映すると、同じ予算でも入りが変わってきます。告知の逆算シートのふりかえり欄は、このために付けています。
AGSとグループでお手伝いできること
AGSでは、チラシ・ポスター・のぼり・バナーといったイベント告知・販促ツールの制作から、会場の掲示物や装飾、当日の運営スタッフまでをまとめてお手伝いしています。告知物だけ、当日だけ、という部分的なご依頼も承っています。
グループ会社のアディザインは、ホームページ制作、パッケージ・グラフィック、SNS運用代行、Web広告運用を手がけています。紙とWebとSNSの告知を同じデザインでそろえたい、SNS広告の運用まで任せたい、という場合はグループでまとめて対応できます。見積りは無料で、告知の設計段階からのご相談も歓迎です。
よくある質問
Q. イベントの告知は、いつから始めればいいですか?
載せる情報の確定が1.5〜2か月前、チラシ・ポスターの着手が1〜1.5か月前、掲示とサイト・SNSの第1報が3〜4週間前、既存のお客さまへの案内が2週間前、リマインドが3日前から前日が一般的な目安です。広報紙のように締切が早い手段を使うなら、そこを起点に前倒しします。
Q. 開催まで1か月を切っています。今からできる告知はありますか?
印刷物は制作と印刷の時間で間に合わないことが多いので、既存のお客さまへの連絡や自社SNSなど手持ちの手段は続けたうえで、新しく足すならSNS広告が中心になります。前回の写真や動画があれば、それをもとに広告を作って、エリアと相手を絞って配信するのが早いです。素材が無い場合は、会場や出演者の写真を先に集めるところから始めてください。
Q. 無料でできる告知にはどんなものがありますか?
既存のお客さまへの連絡、店頭の掲示、自社サイトとGoogleビジネスプロフィール、自社SNSの投稿、施設の館内告知枠、地域メディアへの情報提供、イベント告知サイトの無料枠、自治体の掲示板・広報紙(営利目的は対象外が多い)があります。まずこれらを全部使ってから、届かない相手に有料の手段を足す順番がおすすめです。
Q. チラシは何枚くらい刷ればいいですか?
配布先ごとに枚数を積み上げて決めます。店頭に置く分、園や学校・取引先に渡す分、手渡しする分をそれぞれ数え、予備を1〜2割足した数が印刷部数です。「とりあえず1,000枚」のように先に部数を決めると、配りきれずに余ることが多いです。
Q. SNSのフォロワーが少ないのですが、SNS告知は意味がありますか?
フォロワーが少なくても、他の告知から「詳しくはSNSで」と誘導する受け皿としては働きます。新しい方に広く届けたいなら、エリアと年齢を絞ったSNS広告を少額から試すか、園や学校・施設のように相手がすでにいる場所を経由する手段と組み合わせてください。
告知でやることは、来ていただきたい方が見ている場所を選ぶこと、締切を逆算して紙に書くこと、当日に「何で知ったか」を聞くことの3つです。この3つを一度回しておくと、次のイベントの告知は今回よりずっと楽になりますよ!
Related
関連記事
Contact
まずはお気軽に
ご相談ください
お見積り・ご相談は無料です。「こんなことできる?」からで構いません。