AGS — EVENT PLANNING & PRODUCTION

季節の販促企画 実施計画シート

ハロウィン・クリスマス・お正月・年末などの販促企画を、実施の2か月〜2週間前に書き込み、社内・商店街の仲間・印刷会社や装飾会社と共有するシートです。増やしたいものを1つに決めてから、上から順に埋めてください。

企画名(季節・イベント)
実施期間
お店・商店街・施設の名前
記入者(販促の主担当)
記入日
共有する相手

STEP 1増やしたいものを1つに決める

欲張ると参加の条件も景品も決めにくくなります。増やしたいものを1つだけチェックし、成功の数字を書いてください。

来店数を増やす例: 期間中の来店者数・企画の参加者数で測る。前を通る方に立ち寄っていただく企画に向いています
客単価を上げる例: 「500円以上のお買い上げで参加」「季節のセット商品」。1回のお買い物の金額で測る
再来店を増やす例: 次回使えるクーポン・スタンプカード。クーポンの回収枚数・再来店の数で測る
新しいお客さまに知っていただく例: 初めての方への特典・SNSへの投稿。初来店の数・投稿の数で測る
成功の数字例: 参加者120人(前年は90人) 数え方例: 景品の残数・回収箱

STEP 2企画の中身を決める

準備の重さを3つから選ぶと、人手と準備期間の見当がつきます。やることは1文で言えるまで絞ってください。

スタッフだけでできる例: スタッフが仮装して接客する・合言葉で特典・店頭に写真を撮れる飾りを置く。いつもの人数で回せます。
景品や印刷物の準備が要る例: スタンプラリー・くじ引き・お子さま向けの塗り絵コーナー。景品・印刷物の手配日を先に決めます。
商店街・施設と組む例: 合同の福引・複数店舗のスタンプラリー・仮装パレード。事務局や管理者との調整から始めます。
やることを1文で例: 仮装して来店された方に、お菓子を1つお渡しする
参加の条件例: 仮装・500円以上・合言葉 配る数と終わりの条件例: 先着100名・なくなり次第
条件に合わない方への対応例: 仮装なしのお子さまにも渡すか 実施する時間と場所例: 営業時間中・レジ横

STEP 3景品・特典の金額が上限を超えないか確かめる

お買い物や来店に付けて配る景品には、景品表示法で金額の上限があります。上限は配り方で変わるので、まず配り方を3つから選び、次に金額を書いて、下の早見表と照らし合わせてください。

全員・先着順に配るおまけ総付景品。例: 仮装で来店された方全員にお菓子・500円以上のお買い上げで粗品・来店の先着順のプレゼント。お買い物を条件にしない来店プレゼントも含みます。
くじ・抽選で当たる景品一般懸賞。例: お買い上げの方がくじを引く・レシートで応募する抽選・じゃんけんやクイズで決まる景品。
商店街などが合同で行う福引共同懸賞。例: 商店街の歳末福引・地域のお店が多数そろって行う抽選会。
取引の価額参加の条件になるお買い物の金額 景品1つの金額いちばん高い景品で書く
景品の総額抽選のときだけ。当たりの合計 売上予定総額抽選のときだけ。期間中の見込み
配り方取引の価額景品1つの上限景品の総額の上限
全員・先着のおまけ(総付景品)1,000円未満200円定めなし
全員・先着のおまけ(総付景品)1,000円以上価額の10分の2定めなし
来店プレゼント(総付景品)原則100円とみなす200円定めなし
くじ・抽選の景品(一般懸賞)5,000円未満価額の20倍売上予定総額の2%
くじ・抽選の景品(一般懸賞)5,000円以上10万円売上予定総額の2%
合同の福引(共同懸賞)金額にかかわらず30万円売上予定総額の3%

出典: 消費者庁「景品規制の概要」https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/fair_labeling/premium_regulation / 同「総付景品について」Q110・Q111 https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/fair_labeling/faq/premium/not_lotteries(いずれも2026年9月15日確認)。景品の金額の数え方で迷ったときは、消費者庁の「景品類の価額の算定基準」を確認するか、相談窓口に問い合わせてください。

景品1つの金額が、選んだ配り方の上限を超えていないことを早見表で確かめた取引の価額の考え方で迷う企画は、消費者庁の相談窓口に確認する
抽選なら、景品の総額が売上予定総額の2%(合同の福引は3%)以内か確かめた総付景品(全員・先着順に配るおまけ)のときは、この行は確認不要

STEP 4当日の持ち場と人数を決める

持ち場ごとに担当と人数を書きます。企画で人が抜けても、いつもの接客とレジが回るかを必ず確かめてください。時間ごとの交代や緊急時の段取りまで決める場合は、別のツール「イベント当日 体制表・役割分担シート」を使ってください。

持ち場担当の名前人数時間帯
受付・参加条件の確認例: レシートや合言葉の確認、先着の数を数える
景品・特典のお渡し例: 残りの数を1時間ごとに記録する
店頭での声かけ・ご案内例: 前を通る方へのご案内、列の整理
撮影・SNSでの発信例: 顔が写る方には掲載の同意をいただく
いつもの接客・レジ企画の担当とは別に、通常の人数を確保する
飾り付け・片付け例: 前日の設置、終了後の撤去とごみの処理

STEP 5告知と準備の締切を書く

実施日から逆算して、外せない締切だけを書きます。チラシ・掲示・SNS・リマインドごとの細かい逆算は、別のツール「イベント告知の逆算スケジュールシート」を使ってください。

やること締切(記入)担当
景品・特典の手配STEP 2で決めた数を、仕入れ先に数量と納期を確かめて注文する
印刷物の入稿チラシ・店頭のPOP・クーポン。印刷会社の納期から逆算する
告知の開始店頭の掲示・SNSの第1報・いつものお客さまへのご案内
飾り付け・前日の準備飾りの設置、景品の数の確認、当日の担当への説明

STEP 6実施の前に確認する

告知を始める前に確認してください。警察署・保健所・管理者への相談は、早めに日程を取ります。

店先の歩道に列・テーブル・のぼりが出る場合、道路使用許可が必要かを管轄の警察署に確認した自分の敷地の中に収まるか、歩道にはみ出すかで扱いが変わる
配るお菓子・食べ物は、市販の個包装のものにした手作りの物や、大袋を小分けし直した物を配ると、食品衛生の手続きが必要になる場合がある
試食・試飲や、その場での調理・盛り付けがある場合、管轄の保健所に事前に相談した内容によって、営業許可や臨時の届け出が必要になる場合がある
キャンドル・ランタンなど火を使う演出をやめ、LEDのものにした衣装や飾りの布・紙に燃え移るおそれがある。施設によっては火気の使用そのものが禁止
写真をSNSやチラシに載せる場合、顔が写る方に掲載の同意をいただく段取りを決めたお子さまは保護者の方に。同意をいただけない方は写さない
商店街・商業施設・ビルの管理者に、内容・場所・日時を伝えて許可をいただいた共用部の使用、音、飾りの貼り方、ごみの扱いもあわせて確認する
飾りや列が、通路・非常口・消火器の前をふさがない配置にした店内の飾り付けも含めて、実施の前日に見て回る
参加の条件・配る数・終わりの条件を、チラシ・店頭・SNSで同じ内容で出した媒体ごとに内容が違うと、当日のお問い合わせや行き違いにつながる
景品がなくなったときに、お客さまへお伝えする言葉と掲示を用意した例: 「本日の配布は終了しました。明日は◯時から配布します」

STEP 7終わったあとの記録を残す

終わった直後の、記憶が新しいうちに書きます。来年の同じ時期にこのシートを見返すと、企画の見直しから始められます。

参加者数・来店数STEP 1の成功の数字と比べる 配った数・余った数次回の発注数の目安にする
狙いに合わせて測った数字例: 客単価・クーポンの回収枚数 かかった費用景品・印刷物・飾り
よかったこと例: お客さまの反応、スタッフが回しやすかった点
困ったこと例: 品切れ、列、お問い合わせが多かった点
次回変えること例: 配る数、参加の条件、時間、告知の時期