AGS — EVENT PLANNING & PRODUCTION

入社式 式次第・進行台本シート

式次第と時間配分、司会のきっかけ、辞令交付の名簿、準備の締切を1つにまとめる紙です。司会・音響と映像の担当・会場や設営会社と共有し、終わったら来年の担当に引き継ぎます。周年式典や表彰式にも使えます。

式典名
開催日・開始時刻
会場
今年の担当(記入者)

STEP 1人数と「その日に持ち帰ってほしいこと」を決める

この2つで、会場の広さ・辞令の渡し方・時間配分・演出が順番に決まります。前年の資料があっても毎年決め直します。

新入社員の人数去年と大きく違えば会場と進行を見直す 出席する役員・先輩社員配属先の上司・先輩に来てもらえるか
家族の招待招く場合は任意の参加に。席は倍近くになる 式のあとの予定例: 研修・昼食・歓迎会

新入社員に持ち帰ってほしいことに、1つか2つだけチェックします。「例」はそれに合う演出です。

自分を待っている人がいる例: 辞令と一緒に配属先からのメッセージを渡す 困ったときに相談できる人がいる例: 先輩社員から歓迎のメッセージを伝えてもらう
会社が何を大事にしているか(理念)例: 会社の原点になった仕事を先輩と体験する 同期の顔と名前例: 新入社員全員が一言ずつ話す時間をつくる
家族への報告例: 家族を招く・式の様子を配信する その他(         )周年式典・表彰式なら、その式で伝えたいこと

持ち帰ってほしいことを一文で書く(社長のあいさつの中身や、呼ぶ人を決める軸になります)

STEP 2人数に合わせて会場と設営を決める

人数の区切りは目安です。会場の天井の高さや座席の並べ方でも、必要な機材は変わります。

新入社員の人数会場の例音響・映像・設営の目安
1〜5名社内の会議室、社長室、合同入社式への参加マイクなしでも声が届く。映像はモニター1台で足りる
10〜30名社内のセミナールーム、ホテルの小さめの宴会場ハンドマイクとスピーカー、プロジェクターかモニター、演台
50〜150名本社の大会議室、ホテルの宴会場高さのあるステージ、音響の操作卓、大きなスクリーンかLEDビジョン
数百名以上ホール、大宴会場、自社の大きな施設ステージ、LEDビジョン、カメラで映した映像を画面に出す仕組み

決めた内容と、会場の担当者に確かめた答えを書き込みます。

会場名・部屋例: 本社の会議室・ホテルの宴会場・ホール 設営に入れる時刻前日から設営できるか。退出の時刻も
席の並べ方と席数新入社員・役員・家族の席を分けて数える ステージ・演台50名を超えるなら立つ位置を一段上げる
マイク・スピーカーハンドマイクの本数と、操作する人 映像を映す機材明るい部屋はプロジェクターが白っぽく見える
配信の有無と回線無線LANだけだと止まることがある。有線は? 控室・家族の受付家族を招く場合は受付と控室も決める
食べ物の持ち込み・火の使用自社の商品を出す場合。調理するなら保健所にも 電源・トイレ・冷暖房・避難経路工場や倉庫など、普段式典に使わない場所で

STEP 3式次第と時間配分・司会のきっかけを書く(進行台本)

「目安」は新入社員20名で60分前後に収まる基本の流れです。「時刻」には当日の実際の時刻を書き込みます。演出を1つ足すと、全体で1時間半前後を見込んでおくと予定が立てやすくなります。「きっかけ」の欄には、司会の言葉や登壇者の動きのうち、どれを合図に次へ進むか、音楽や映像を出すかを書きます。

時刻目安内容登壇者・担当司会のきっかけ・音楽/映像の合図
0:00〜0:03開会のことば注意事項(写真撮影・配信の有無)もここで伝える司会:
0:03〜0:15社長のあいさつ原稿は10分以内。話してほしいことを先に伝える社長:
0:15〜0:35辞令交付(または表彰・記念品贈呈)1人ずつ名前を呼ぶ。渡し方と名簿はSTEP 5社長・人事:
0:35〜0:45役員・先輩社員の紹介、歓迎のことば配属先の上司や先輩の顔が分かる時間にする役員・先輩:
0:45〜0:55新入社員の決意表明代表か全員か。全員なら1人30秒などと先に伝える新入社員:
0:55〜1:00閉会のことば、記念撮影撮影の並び順を事前に決めておく司会:
追加する演出例: 先輩社員の歓迎メッセージ
追加する演出例: 仕事の体験・社長のあいさつ前後の映像

STEP 4音楽と映像を出す合図を一覧にする(音響・映像の担当に渡す)

STEP 3の「きっかけ」のうち、音楽や映像を使う場面だけを抜き出して、素材と合図を書きます。会場で流す音楽や映像を配信にも乗せるときは、権利の扱いが会場の中だけで流す場合と変わることがあるので、配信する範囲と一緒に確認しておきます。

場面素材(曲名・映像のファイル名)出す合図止める合図配信にも流す
開会の前
社長のあいさつの前後
辞令交付の間
閉会・記念撮影

STEP 5辞令交付(または表彰・記念品贈呈)の渡し方と名簿

渡し方を1つ選びます。1人を呼んで前に出てもらい、辞令を渡して礼をして戻るまでを仮に30秒とすると、20名で10分、100名なら50分になります。実際には席から前までの距離や礼の回数で変わるので、1人分の時間はリハーサルで測ります。

一人ずつ手渡し30名くらいまで。新入社員の顔と名前を社内の人に覚えてもらう時間にもなる
配属先ごとに渡す配属先ごとに役員から渡す。人数が多い会社で時間を調整する形
代表者に渡す数百名以上など、一人ずつでは時間が足りないとき

名前を呼ぶ順に書きます。読み方は1〜2週間前までに本人に一人ずつ確かめます。配属先からの一言(カード)は、入社式の2〜3週間前までに書いてもらうよう頼んでおきます。21名以上は、この表をコピーして続けます。

氏名読み方(ふりがな)配属先読み方確認一言の受取
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20

STEP 6当日の担当と連絡先を書く(このシートを渡す相手)

司会・音響と映像の担当・会場や設営会社には、STEP 3〜5を同じ版で渡します。直したら、渡した全員に配り直します。

役割名前・会社・連絡先役割名前・会社・連絡先
全体の進行(担当者)司会
音響・映像の操作会場の担当者
ステージ・装飾の設営会社受付(家族の受付も)
記念撮影・記録配信

STEP 7準備の締切を書き込む(6か月前〜当日)

4月1日に開く場合は、ほかの会社の入社式と日が重なります。ホテルの宴会場や音響・映像の機材を使うなら、会場と機材の予約は早めに動いた方が選べる幅が広がります。

時期の目安やること締切日担当
6か月前(10月ごろ)新入社員の人数を見込む来てもらう役員・先輩・家族の人数も合わせて
6か月前(10月ごろ)日時と会場を決めて予約する宴会場や機材を使うなら、ほかの会社と重なる前に
6か月前(10月ごろ)演出の担当者を決める先輩社員に頼むなら、この時期に声をかける
3〜4か月前(12〜1月)式次第、登壇者、演出の内容を決めるSTEP 1で選んだ「持ち帰ってほしいこと」に合わせる
3〜4か月前(12〜1月)外に頼むものの相談を始める映像の制作、ステージ・音響の設営など
2か月前(2月)新入社員へ案内を送る集合時間、服装、持ち物、家族の招待の有無
2か月前(2月)辞令・記念品を発注するSTEP 5で選んだ渡し方に合わせて数をそろえる
1か月前(3月初め)台本と進行表を作るSTEP 3・4がその下書きになる
1か月前(3月初め)配属先の一言と先輩の話を集める先輩の話は3分程度で頼んでおく
1か月前(3月初め)配信するなら回線と機材を確認する有線の回線が使えるかを会場に確かめる
1〜2週間前新入社員の名前の読み方を確かめる一人ずつ確かめて、STEP 5の名簿に書く
1〜2週間前座席表と記念撮影の並び順を決める家族を招くなら、家族の席と受付も
前日会場の設営、音響と映像の確認STEP 2で決めた機材が、その場で動くか
前日司会と辞令交付のリハーサル確かめることはSTEP 8
当日受付、進行、記念撮影、片付け撮影は決めておいた並び順で

STEP 8前日のリハーサルで確かめる

全部を通さなくても、はじめの3つを確かめておくと、当日止まりやすいところが分かります。気づいたことは右の欄に書き、STEP 3の台本に反映します。

確かめること気づいたこと・直すこと
司会の最初の一言開会のことばと注意事項(撮影・配信)
辞令交付の立ち位置と歩く順番前に出て戻るまでの動きと、1人分の時間を測る
映像を流すきっかけSTEP 4の合図で、音響・映像の担当が出せるか
名前を呼ぶ人が、名簿の読み方で読めるかSTEP 5の「読み方」を読み合わせる
後ろの席から登壇者の顔と映像が見えるか映像が白っぽく見えないか
記念撮影の並び順と立つ場所決めておいた並び順で入りきるか
配信する場合は、回線と映像・音声有線の回線でつながるか

STEP 9来年の担当へ引き継ぐ

式が終わったら、覚えているうちに書きます。来年の担当はこのシートを前年の資料として使えますが、STEP 1の人数と「持ち帰ってほしいこと」だけは毎年決め直してもらってください。

今年の人数と会場新入社員・役員・家族の人数、会場名と部屋
予定と実際の終了時刻の差延びた・縮んだ項目と、その理由
辞令交付にかかった時間1人あたりの時間を来年の目安に残す
うまくいった演出新入社員や配属先の反応
来年直したいこと当日止まったところ・慌てたところ
頼んだ会社と、次に頼むときの注意STEP 6の連絡先と合わせて残す
資料とデータの保管場所台本・名簿・映像や音楽のファイル